楽天プレミアムカードは、楽天が発行するクレジットカード「楽天カード」の中で最上位に位置するランクのクレジットカードです。
楽天プレミアムカードの審査時間は、カード入会申込完了後、数分~数時間程度でメールで連絡があります。
プレミアムカード独自の特典が多数用意されていて、楽天経済圏を利用している方をはじめ、様々な方におすすめできるクレジットカードの1つです。
ここでは、楽天プレミアムカードの年会費やポイント還元、申し込み方法、支払方法、審査等について解説していきます。
楽天プレミアムカードの特徴
国際ブランド | VISA/JCB/MasterCard/American Express |
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年会費 | 11,000円(税込) |
家族会員 | 550円(税込) |
利用限度額 | 最高300万円 審査により決定 |
ポイントプログラム | 楽天ポイント |
ポイント付与 | 100円=1ポイント |
移行可能マイレージ | ANA |
マイル移行レート | 2ポイント=1マイル ※移行手数料無料 |
ボーナスポイント | 楽天市場の利用で+1% 優待コースの選択によるポイント還元率UPあり |
カード発行期間 | お申し込み手続き後、発行完了のメールが届きます。 メールが届いてから通常約1週間程でカードをお届け |
付帯保険 | 国内旅行傷害保険、海外旅行傷害保険 |
電子マネー | 楽天Edy |
ETCカード | 年会費無料。 |
申込対象者 | 楽天会員登録(無料)済みで、原則として20歳以上の安定収入のある方 (楽天プレミアムカード独自の基準により、審査になります。) |
楽天プレミアムカード年会費
楽天プレミアムカードの年会費は11,000円で、他社のゴールドカードの水準に近く、数あるプレミアムカードの中では割安な年会費に設定されています。
楽天プレミアムカードは家族カードの作成が可能で、家族カードの年会費は550円に設定されています。
楽天プレミアムカードで貯まるポイント
楽天プレミアムカードで貯まるポイントは楽天ポイントです。楽天ポイントは楽天市場での買い物など、楽天関連サービスの利用における支払いに使えます。
また、街の楽天ポイント加盟店で使用する事もできます。
楽天プレミアムカード基本還元率
楽天プレミアムカードでは利用100円あたり1ptの楽天ポイントを獲得でき、基本還元率は1%になります。
楽天ポイント加盟店では、楽天ポイントカード提示分のポイントも還元されるので、より多くのポイントを貯めることができます。
楽天プレミアムカード国際ブランド
楽天プレミアムカードの国際ブランドはVISA/MasterCard/JCB/American Expressの4ブランドから選択できます。
VISAやMasterCardは、世界シェア率の大きいブランドなので、国内はもちろん世界中の広い範囲で利用できるため、利便性が高い国際ブランドです。
JCBは日本発の国際ブランドで、日本での加盟店が多いため利用しやすく、JCB会員限定のイベントに応募できるなどのサービスが利用できます。
アメックスを選択すると、「American Express invites」というアメックス会員限定の優待サービスを利用できお得です。アメックスはJCBと提携しているため、JCB加盟店でもほとんどの場合利用でき、国内での利便性も問題ありません。
アメックスやJCBの場合、海外の一部地域ではVISAやMasterCardと比較して加盟店が少なく利用しにくいケースがあります。
国内であれば、ごくまれに一部のブランドしか利用できない加盟店もありますが、基本的にはどのブランドを選んでも利便性に問題はありません。
楽天プレミアムカード申し込み条件
楽天プレミアムカード申し込み条件は、「20歳以上で安定した収入があること」のみで、上位カードとしては申し込み条件が緩めです。
ゴールドカードやプレミアムカードが欲しいけど審査に不安がある場合でも、楽天プレミアムカードであれば審査に通る可能性があります。
楽天プレミアムカードは楽天市場のSPU対象
楽天プレミアムカードは、楽天市場のSPU特典の対象になっているため、楽天市場で利用するといつでも楽天ポイント還元率が+1%になります。
楽天カード利用による通常のポイント還元(1%)、楽天市場利用によるポイント(1%)と合わせれば、楽天市場での還元率は3%になります。
キャンペーンなどの対象商品であれば、さらにポイント還元率がアップします。
SPUの対象サービスは次の通りで、楽天モバイルや楽天ひかり(またはRakuten Turbo)などと併用すると、還元率が大きくUPします。
サービス | 倍率 | 達成条件 | ポイント付与対象 | ポイント付与日 | 月間付与上限 |
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楽天モバイル | +4倍 | Rakuten最強プランを契約 | 楽天市場での買い物金額 | 翌月15日 | 2000ポイント |
楽天モバイルキャリア決済(Androidのみ) | +2倍 | 月に2000円以上の料金の支払い | 1000ポイント | ||
Rakuten Turbo/楽天ひかり | +2倍 | Rakuten Turboまたは楽天ひかりを契約 | 1000ポイント | ||
楽天カード(通常分) | +1倍 | 楽天カードを利用して楽天市場で買い物 | 楽天市場でのカード利用額 | 翌月13日ごろ | 上限なし |
楽天カード(特典分) | +1倍 | 楽天市場でのカード利用額 消費税・送料・ラッピング料は除く | 翌月15日ごろ | 5000ポイント(楽天プレミアムカード) 1000ポイント(そのほかの楽天カード) | |
楽天銀行+楽天カード | 最大+0.5倍 | 楽天銀行口座から楽天カード利用分を引き落とすと+0.3倍 上記を達成のうえ、購買の前月に楽天銀行で給与・賞与・年金を受け取ると+0.2倍 | 翌々月15日 | 1000ポイント | |
楽天証券 投資信託 | +0.5倍 | 当月合計3万円以上のポイント投資(投資信託) | 楽天市場での買い物金額 | 注文月の翌月15日 | 2000ポイント |
楽天証券 米国株式 | +0.5倍 | 当月合計3万円以上のポイント投資(米国株式、円貨決済) | 2000ポイント | ||
楽天ウォレット | +0.5倍 | 暗号資産現物取引で月に合計3万円以上購入(ポイント交換含む) | 翌月15日 | 1000ポイント | |
楽天でんき | +0.5倍 | 楽天でんきを契約し、前月の利用額が5500円以上かつクレジットカードによる決済を完了させる | 楽天市場での買い物金額 | 1000ポイント | |
楽天トラベル | +1倍 | 対象サービスを月1回5000円以上予約し、対象期間の利用 | 予約申し込み月の楽天市場での買い物金額 | 旅行月の翌月15日 | 1000ポイント |
楽天ブックス | +0.5倍 | 月1回1注文3000円(税込)以上の買い物 | 楽天市場での買い物金額 | 翌月15日 | 500ポイント |
楽天Kobo | +0.5倍 | 電子書籍を月1回1注文3000円(税込)以上の買い物 | 500ポイント | ||
Rakuten Pasha | +0.5倍 | クーポンで当月に300ポイント以上獲得し、「きょうのレシートキャンペーン」で審査通過レシート10枚以上達成 | 1000ポイント | ||
Rakuten Fashionアプリ | +0.5倍 | Rakuten FashionアプリでRakuten Fashion商品を月1回1注文5000円以上買い物 | 1000ポイント | ||
楽天ビューティ | +0.5倍 | 月1回3000円以上の利用 | 予約申し込み月の楽天市場での買い物金額 | 施術完了月の翌月15日 | 500ポイント |
楽天プレミアムカードなら誕生月に楽天市場での還元率UP
楽天プレミアムカード持っていると、誕生月に楽天市場・楽天ブックスの還元率が+1%され、さらにお得になります。
楽天プレミアムカード3つの優待コース
楽天プレミアムカードでは「トラベルコース」「エンタメコース」「楽天市場コース」の3つの優待コースが用意されていて、いずれか1つの優待コースを選択することができます。
- トラベルコース
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楽天プレミアムカードで楽天トラベルの決済をすると、ポイント還元率が+1%になります。
さらに海外旅行の際に便利な手荷物宅配サービスを利用する事ができます。
- エンタメコース
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楽天プレミアムカードでRakuten TVまたは楽天ブックスの決済をするとポイント還元率が+1%になります。
- 楽天市場コース
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毎週火曜日・木曜日のプレミアムカードデーに楽天市場で買い物をすると、ポイント還元率が+1%になります。
楽天プレミアムカードなら楽天証券での投信積立で1%還元
楽天プレミアムカードでは、楽天証券での投資信託積み立てをクレジット決済で行うと、代行手数料に関係なく1%の楽天ポイントが還元されます。
かつて投資信託還元率は0.2%でしたが、2023年6月の買付分からポイント還元率がUPしました。
楽天プレミアムカードでは、毎月10万円分の積立までがポイント進呈の対象になります。
楽天証券で新NISAを利用している方の場合、楽天プレミアムカードで積み立てをすればつみたて投資枠全額分が還元対象になります。
空港ラウンジサービス
楽天プレミアムカードでは、飛行機に搭乗する際に利用できる空港ラウンジサービスが充実しています。
国内の空港、ハワイの空港ラウンジに加えて、海外の1,300か所以上の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス(通常年会費$469)」も付帯します。
国内(+ハワイ)の空港ラウンジは、楽天プレミアムカードと当日航空券(もしくは半券)を提示すれば利用できます。対象の空港ラウンジは次の通りです。
プライオリティパスのサービス内容は改悪される
プライオリティ・パスに関しては2025年1月1日(水)以降、「年間5回までの利用が無料」というサービス内容に変更になります。
円安と割安な年会費を考えれば致し方ありませんが、これまでプライオリティパス目当てに楽天プレミアムカードを利用していた方は、不便に感じるかもしれません。
海外へ行く機会が多く年間5回では足りない場合は、他のプライオリティパスが付帯するクレジットカードを利用した方が良いと思われます。
もっとも、年会費11,000円でプライオリティパスが付帯するクレジットカードは他にほとんどないため、5回程度の利用機会があれば問題ない場合は、楽天プレミアムカードを持っておくと大変便利です。
楽天プレミアムカード付帯保険は充実している
楽天プレミアムカードでは、充実した内容の海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、ショッピング保険(動産総合保険)が利用できます。
海外旅行傷害保険
楽天プレミアムカードの海外旅行傷害保険の内容は次の通りで、最高5,000万円と充実した内容になっています。
海外旅行傷害保険は楽天プレミアムカードの会員であれば自動的に適用されます。保険の一部分は、楽天プレミアムカードの利用によって付帯されます。
死亡・後遺障害 | 5,000万円(うち自動付帯4,000万円) |
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傷害治療 | 300万円(自動付帯) |
疾病治療 | 300万円(自動付帯) |
携行品損害 | 50万円(うち自動付帯30万円) |
賠償責任 | 3,000万円(自動付帯) |
救援者費用 | 200万円(自動付帯) |
国内旅行傷害保険
楽天プレミアムカードの国内旅行傷害保険は、次のような場合に補償の対象になります。
- 公共交通乗用具に乗客として搭乗している間の事故
- 被保険者が宿泊施設で宿泊中、火災、破裂、爆発による事故
- 被保険者が宿泊を伴う(ツアーバス等での車中泊は除く)に募集型企画旅行に旅行者として参加している間の事故
楽天プレミアムカードの国内旅行傷害保険の内容は次の通りです。
死亡・後遺障害 | 5,000万円 |
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入院保険金日額 | 5,000円 |
通院保険金日額 | 3,000円 |
ショッピング保険(動産総合保険)
楽天プレミアムカードのショッピング保険は、年間最高300万円まで補償の対象になります。
ショッピング保険では、楽天プレミアムカードで購入した商品(1個1組1万円以上)が購入日から90日以内に偶然の事故(破損、盗難、火災等)によって損害が生じた場合に補償が適用されます。
楽天プレミアムカード支払い方法
楽天プレミアムカードの支払い方法は1回払い/分割払い/リボ払い/ボーナス払いの中から選択できます。
- 1回払い
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利用金額を次回の支払日に一括で支払う、最もオーソドックスな支払い方法です。
一回払いであれば手数料が発生する事もなく、特段の事情がなければ一回払いで支払うのがおすすめです。
- 分割払い
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利用した金額を指定の回数に分割して支払う方法で、分割払い取扱店であれば利用可能です。
2・3・5・6・10・12・15・18・20・24・30・36回のなかから、希望する支払い回数を選択します。
ショッピング1回払いでの利用分は、ネットから手続きをすれば後から3回以上の分割払いに変更することができます。
- リボ払い
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リボ払いは、利用した回数や金額にかかわらず、毎月一定の金額を支払っていく支払い方法です。
支払い金額は、1,000円単位(3,000円以上から)で設定でき、懐事情に応じて変更することも可能です。
楽天カードでは1回払い分を自動でリボ払いにしたり(自動リボ)、楽天e-NAVIで後から1回払い、2回払い、ボーナス払い分をリボ払いに変更する(あとからリボ)ことも可能です。
リボ払いは出費が重なってしまっても月の支払い金額が大きく変わらないので、家計の管理に便利です。
ただし支払いを先延ばした分については利息(リボ手数料、実質年率15%)が発生するため、計画的に使う事が重要です。
楽天カードではリボ払いのシミュレーションが用意されているので、リボ払いを利用する際は、予めシミュレーションをしてから使用することを推奨します。
- ボーナス払い
-
利用した金額を夏または冬のボーナス時期にまとめて支払う支払い方法で、夏または冬に一括で支払うボーナス一回払いと、夏と冬の2回に分けて支払うボーナス2回払いがあります。
利用期間 支払い月 夏季 2月1日~6月30日 6月・7月・8月 冬季 8月1日~11月30日 12月・1月
楽天プレミアムカード支払日
楽天カードの締め日は月末、支払日は翌月の27日となります。支払日が金融機関の休業日に当たる場合は、翌営業日に引き落としが行われます。
具体的に言うと、次のようなサイクルで支払いを行っていきます。
利用期間 | 支払日 |
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1月1日~1月31日 | 2月27日 |
2月1日~2月28日 | 3月27日 |
12月1日~12月31日 | 翌年の1月27日 |
楽天市場でのカード利用分に関しては、締め日は25日となります。
楽天プレミアムカードの支払いが間に合わなかった時はどうする?
楽天プレミアムカードの支払いが期日にできなかったときの支払い方法は、次の4通りがあります。
- 引き落とし口座からの再振替(自動再引き落とし)
- スマートフォンのバーコード表示での支払い
- 振込依頼書(紙)での支払い
- 指定口座への銀行振込
- 再振替
-
下記の金融機関を支払いに利用している場合は、再振替の対象になります。再振替の期間内であれば、口座に入金するだけで支払いが行われます。
再振替が行われる期日はは限られているので注意が必要です。
- 支払い日の翌日から土曜日・日曜日・祝日を除く4営業日に再振替
楽天銀行 / みずほ銀行 / 三井住友銀行 / 三菱UFJ銀行 / りそな銀行 / 埼玉りそな銀行 / 北海道銀行 / 北陸銀行 / 横浜銀行 /千葉銀行 / 広島銀行 / 福岡銀行 / 熊本銀行 / 十八親和銀行 / 常陽銀行 /肥後銀行 / 八十二銀行 / 七十七銀行 / 足利銀行 / 北洋銀行 - 月末最終日(月末最終日が土曜日・日曜日・祝日であれば翌営業日)に再振替
ゆうちょ銀行
- 支払い日の翌日から土曜日・日曜日・祝日を除く4営業日に再振替
- バーコード表示での支払い
-
スマートフォンで所定のバーコードを表示し、コンビニエンスストアのレジで提示することで未払い分の支払いができます。
スマートフォンから楽天e-NAVIにログインをし、TOPページ上部に表示される赤色のリンク(ご入金が確認できておりません..)をタップ→「お支払のお願い」をタップ→「支払いバーコードを表示」をタップすることで、支払に利用できるバーコードが表示されます。
- 振込依頼書(紙)での支払い
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支払が完了していない場合、コンビニエンスストアでお支払い可能な振込依頼書が郵送されてきます。依頼書を利用すれば、未払い分の支払いができます。
- 指定口座への銀行振込
-
TOPページ上部に表示されている赤色のバー(ご入金が確認できておりません..)をタップすれば、最下部に銀行振込で支払う際の振込先口座番号や受取人名義が記載されています。
指定された振込先へ入金すれば未払い分の支払いができます。
楽天プレミアムカード 申し込み方法
申し込みに必要な情報を入力して、申込手続きを行います。
この際に入力する氏名や生年月日、住所等の情報が本人確認書類と違っていると審査が完了しないため、申し込みを完了させる前に間違いがないか確認しておきましょう。
楽天プレミアムカード新規申し込みの際は、次のようなものが必要になります。
- 本人確認書類
- 楽天ID
- 引き落としに利用する金融機関の口座情報
- 携帯電話番号
申し込みが完了すると、楽天カード側で入会審査が行われます。審査に通過すれば、カードが発行されます。
楽天カードの審査結果の連絡はメールで行われます。迷惑メールにならないよう、確実に受信できるようにしておきましょう。
登録した住所あてにカードが届き、利用を開始できます。
申し込み状況によっては、カード配送時に本人確認書類を提示する必要があります。
審査状況の確認が可能
楽天プレミアムカードを申し込んだ後は、Webページまたはアプリから24時間、審査状況等を確認できます。
Webから確認する場合は、発行状況の確認ページにアクセスし、カード申し込み受付ID、生年月日、 電話番号(下4桁)をご入力の上、「受付状況を確認する」ボタンをクリックすることで発行状況の確認ができます。
審査時間は最短数時間から数日程度
入会申し込み後、最短で即日審査回答が可能です。通常、審査には数日程度かかります。
はやければ、入会審査が数分や1時間程度で完了された方もいるそうです。入会審査に否決された場合でも、最短数十分で審査結果連絡が届くことがあります。簡単にいえば審査で瞬殺されることです。
楽天プレミアムカード在籍確認
在籍確認とは、申し込み者が申告した勤務先に本当に在籍していることを確認するためのもので、通常は勤務先に電話連絡をする形で行われます。
クレジットカードの場合、在籍確認をするかどうかはカード会社の判断次第で、行われるケースと行われないケースがあります。ただし楽天カードについては、在籍確認なしで発行できることも多いようです。
絶対に在籍確認がないというわけではないので、申込時に記載している会社の連絡先については、必ず連絡がつくものを記入しておいてください。
楽天プレミアムカード入会特典
楽天プレミアムカードに入会すると、入会特典として楽天ポイントが付与されます。
付与される楽天ポイントは新規入会した場合で5,000pt、すでに楽天カードを持っている方がプレミアムカードに切り替えた場合は3,000ptとなります。
楽天プレミアムカードの審査基準や審査に落ちる理由
楽天プレミアムカードを利用するためには、楽天カードが実施する所定の審査で承認される必要があります。
各カード会社ごとに独自の審査基準があり、申込者の属性をスコアリング等によって審査し、一定の基準点に達していないと判断されると、審査に落ちることになります。
審査基準は公開されておらず、審査に落ちてしまっても理由を知ることはできません。
ただし、クレジットカードの審査で確認するポイント自体はどこのカード会社であっても大差はないと思われます。
クレジットカードの審査に落ちる原因は多数ありますが、主なものを挙げると次のようなものが考えられます。楽天プレミアムカードをお持ちの方は、お誕生月に楽天市場・楽天ブックスをさらにお得にご利用いただけます。
- 収入が安定していない
- 信用情報がブラックである
- 他社からの借入が多い
- 多重申し込みや半年以内の再申し込みをした
- 申込内容に不備がある
収入が安定していない
クレジットカードの審査では、申し込み者の年収や勤務先、勤務形態、勤続年数などからその人に安定した収入があるかどうかを審査しています。
楽天プレミアムカードの審査基準は、年会費無料の楽天カードと比較すると、幾分条件が厳しくなると思われます。
申し込み条件自体は厳しくないので、必ずしも正社員で高年収といった方でなくても、審査に通る可能性は十分あります。
信用情報がブラックである
信用情報は、各個人のクレジットカードやローンの利用歴等が記録されている情報のことで、クレジットカードの審査では必ず照会されます。
長期延滞や債務整理などの金融事故を起こしており、信用情報に問題があるブラックの方の場合、審査に通るのは難しいと考えられます。
信用情報の延滞歴や事故歴は、完済してから5~10年ほど残ります。過去にブラックであっても、現在事故歴が消えていれば問題はありません。
他社からの借入が多い
信用情報を参照すると、他社からの借入状況も把握できます。延滞が無くても、既に借入件数や借入金額が多い場合は、返済能力を懸念されて審査落ちになる可能性があります。
特にキャッシング枠を申し込んだ場合は、他社からの借入状況が審査の際に重視されると考えられます。
多重申し込みや半年以内の再申し込みをした
信用情報には、クレジットカードやローンの申込歴が半年間残ります。短期間にクレジットカードを大量に申し込んでいるような場合は、審査落ちになる可能性があります。
また、以前楽天カードの審査に落ちた場合は、半年以上期間を開けて信用情報の申込歴が消えてから再申し込みをするのがおすすめです。
申込内容に不備がある
楽天プレミアムカードを申し込んだ際の申込内容に不備があったり、不正の疑いなどがあったりすると、内容によっては審査落ちになることがあります。
申込内容に不備や確認事項があると、楽天カード側から連絡が来ることも多いので、その場合は対応をする必要があります。
審査に通るために嘘を申告しても、信用情報への照会や在籍確認でバレてしまうことも多く、その場合かえって審査落ちの原因になるため注意してください。
楽天プレミアムカード利用限度額の増額方法
楽天プレミアムカードの利用限度額は最大300万円の範囲内で、利用者ごとに限度額が設定されていて、限度額を超えて支払うことはできません。
限度額が足りない場合は、限度額増額の申し込みをすれば、限度額を増額が出来る場合があります。ただし増額の際には審査があり、審査に通らなかった場合は限度額の増額は叶いません。
楽天プレミアムカードの限度額の増額方法は「継続的な増額申し込み」と「一時的な増額申し込み」の2パターンから選択できます。
楽天e-NAVI内のお支払い(ご利用明細)のご利用状況から、限度額の増額の申し込みができます。
一時的な増額申し込みの方が審査に通りやすいので、海外旅行や引っ越しなどで一時的に多額の出費が発生する場合は一時的な増額申し込みをするのがおすすめです。
限度額は自動で増額または減額されることがある
カード入会後であっても、楽天カード側は定期的に各会員の利用状況を確認しています(途上与信)。
楽天カードの利用状況が良い場合は、増額申し込みをしていなくても、楽天カード側の判断で限度額を増額してくれる場合があります。
逆に延滞が多いなど、利用状況が悪い場合は楽天カード側の判断により限度額を減額されてしまう場合もあります。
限度額が復活するタイミング
利用限度額は毎月の締め日(月末)にリセットされるものと思われがちですが、実際は「支払いが完了していない残高」の限度額です。
言い換えれば、現在利用可能な金額は「利用限度額」から「支払いが未了の残高」を引いた残りの金額となります。すなわち限度額が復活するのは、支払を行うタイミング(支払日)となります。
クレジットカードでは必要に応じて繰上返済になっていて、限度額は繰上返済を行えば復活させることができます。
金銭状況に余裕があるが利用限度額が足りない場合は、繰上返済を行うと良いです。
楽天プレミアムカードのメリットとデメリット
メリット | デメリット |
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楽天市場や楽天サービスの利用で還元率がUPする 投資信託積み立てで還元率が常に1% 国内空港ラウンジやプライオリティパスを利用できる プレミアムカードだが年会費が割安 | 一部サービスの改悪により、サービス内容がやや優位性に欠ける内容になった |
楽天プレミアムカードのメリット
楽天プレミアムカードでは、下記のようなさまざまな特典があり、楽天ポイントを通常の楽天カードよりさらに多く貯められるクレジットカードです。
- 3つの優待コース
- 投信積み立て1%のポイント還元(10万円まで)
- 誕生月に楽天市場で還元率UP
- 空港ラウンジ、プライオリティパスを利用可能
- 充実した付帯保険
また、楽天プレミアムカードはプレミアムカードという名前ですが、年会費は割安(11,000円)で他社のゴールドカードと同じ程度の年会費で利用できるのもメリットです。
楽天証券でNISAなどを利用している方、楽天市場や楽天トラベルなどを多く利用する方、国内外の空港ラウンジを利用する方など、多くの方におすすめできるクレジットカードです。
特に年間11,000円でプライオリティパスを利用できるのは、海外旅行をする方にとっては大きなメリットでしたが、プライオリティパスについては今後改悪があります。それでも年間5回までは使えるので、利用の仕方によっては引き続き十分なメリットになるでしょう。
楽天プレミアムカードのデメリット
楽天プレミアムカードには数多くのメリットがありますが、楽天市場でのプレミアムカード限定特典の縮小やプライオリティパスの改悪などがあったため、全体的にはやや優位性に欠く中途半端なサービス内容になった感は否めません。
少々年会費が高くても、より充実したサービス内容を求める場合は、他社のプレミアムカードを申し込むという選択もあります。
ゴールドカードで比較すると、エポスゴールドカード、三井住友カード(NL)ゴールドなど、より割安に利用できるゴールドカードがあります。
こういったことから、楽天経済圏をさほど利用していない場合は、他社のゴールドカードやプレミアムカードを利用した方が良いケースも多いと思われます。