2枚持ちが売りの楽天カードは楽天商圏でポイ活中なら必須アイテム

2枚持ちが売りの楽天カードは楽天商圏でポイ活中なら必須アイテム

「楽天カードマン」のCMでおなじみの楽天カード。

楽天カードは名前の通り楽天が発行しているクレジットカードのことで、楽天関連のサービス(楽天商圏)を利用している方や楽天ポイントを貯めたい方などであれば、是非持っておきたい1枚ですが、2枚持ちも可能です。

クレジットカード選ぶなら楽天カード!

ここでは、そんな楽天カードについて、基本情報からメリットやデメリット、申し込みや審査等について解説していきます。

目次

楽天カードの基本情報

楽天カードの基本情報
国際ブランドVISA、JCB、MasterCard、アメックス
年会費本会員:永年無料 家族カード:永年無料
利用限度額最大100万円
ポイントプログラム楽天ポイント
ポイント付与100円=1ポイント
ポイント還元率1.0%~3.0%
移行可能マイレージANA
電子マネー楽天Edy
ETCカード年会費:550円
付帯保険海外旅行傷害保険
カード盗難保険
入会資格高校生を除く18歳以上

年会費

楽天カードは年会費無料で利用できます。利用額に関係なく年会費がかかることはないため、クレジットカードを初めて作成する方や年会費をかけたくない方にもお勧めです。

貯まるポイント

楽天カードで貯まるポイントは楽天ポイントです。

楽天ポイントは楽天市場などの楽天関連のサービスに加え、街中の楽天ポイント加盟店でも使用できます。また楽天カードの支払いにそのまま充当することも可能です。

楽天ポイント加盟店のは多数ありますが、代表例を挙げると以下の通りです。

飲食店・カフェ

マクドナルド、ガスト、CoCo壱番屋、幸楽苑、バーミヤン、吉野家、すき家、サンマルクカフェ、ミスタードーナツ、ジョナサン、しゃぶ葉、くら寿司、はま寿司、リンガーハット、鎌倉パスタ、ロイヤルホスト、ココスなど

ショッピング

ファミリーマート、デイリーヤマザキ、ポプラ、生活彩家、ココカラファイン、ツルハドラッグ、東急ストア、コーナン、サニー、ニチエー、西友、にしてつストア、大丸、松坂屋、ハンズ、東急百貨店など

本、音楽など

丸善、ジュンク堂書店、バンダレコード、玉光堂など

車関連

出光SS、シェルSS、apollostation、ENEOS、コスモ石油、ジェームス、ニッポンレンタカー、Jネットレンタカーなど

家電・PC

Joshin、エディオン、ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、100満ボルトなど

楽天カードを持っている方は楽天Payと併用して使うのがおすすめです。

なお楽天Edyに関しては楽天カードからのチャージ、楽天Edy利用それぞれで200円当たり1ptが還元されるので、そのままクレジットカードで支払うのと額面的な還元率に差はありません。

還元率

楽天カードは利用100円当たり1ptの楽天ポイントが貯まり、基本還元率は1%となっています。

楽天市場などの楽天関連のサービスは言うまでもないですが、普段の利用でも多くの楽天ポイントを貯めることができるのが楽天カードの特徴です。

楽天市場での還元率

楽天カードの一番のメリットは楽天市場でよりお得に使えることです。楽天カードを持っていると1%のボーナスがつくため、通常分と合わせて2%+ショップポイント(最低1%)で合計3%以上になります。

また楽天市場では、以下のような形で楽天のサービスを利用し、条件を達成するごとにその月の楽天市場での還元率がUPするSPU(スーパーポイントアッププログラム)を採用しているため、より高い還元率を狙えます。

これらすべてを達成するのは非現実的ですが、楽天モバイルや楽天ひかりなどを利用している方であれば、結構な還元率を狙えそうですね。

楽天銀行から引き落とすと+0.5倍といった条件もあるので、口座をお持ちの方はまとめてしまうのがおすすめです。

サービス達成条件、還元率
楽天モバイル(最大3倍)Rakuten Un-LIMIT Ⅶ契約で+2倍(ダイヤモンド会員以外)、+3倍(ダイヤモンド会員)
スーパーホーダイ、組み合わせプラン契約で+1倍
楽天モバイル(キャリア決済)月に2000円以上決済で+0.5倍
楽天ひかり契約で+1倍
楽天カード通常分に加え特典分+1倍
楽天プレミアムカード特典分+2倍
楽天銀行+楽天カード楽天カードの利用分を楽天銀行から引き落として+0.5倍
上記条件を達成し、給与や年金などを楽天銀行で受け取ると+0.5倍
楽天証券投資信託当月合計3万円以上のポイント投資で+0.5倍
楽天ウォレット当月に暗号資産現物取引で3万円以上購入で+0.5倍
楽天トラベル5000円以上の予約で+1倍
楽天市場アプリ楽天市場アプリでの買い物で+0.5倍
楽天ブックス月1回、1000円以上の注文で+0.5倍
楽天Kobo月1回、1000円以上の電子書籍注文で+0.5倍
Rakuren Pashaトクダネで当月300pt以上獲得&
「きょうのレシートキャンペーン」で審査通過レシート10枚以上で+0.5倍
Rakuten FashionアプリRakuten Fashionアプリで対象商品を1回以上購入で+0.5倍
楽天ビューティ当月3000円以上利用で+0.5倍

これらに加え、楽天市場では以下のようなキャンペーンをやっているので、これらの期間内にも還元率がアップします。

楽天市場を利用する際にはこういったキャンペーンの機会を狙っていくのがおすすめです。

キャンペーン名詳細
勝ったら倍楽天イーグルス勝利で+1倍
ヴィッセル神戸勝利で+1倍
お買い物マラソンお買い物マラソン、楽天スーパーSALE
最大で+28倍
ワンダフルデー毎月1日は+2倍

街の店舗での還元率

楽天カードは普段のショッピング等で利用するだけで1%の楽天ポイントを獲得できますので、普段から利用していると楽天ポイントをたくさん貯めることができます。

また楽天ポイント加盟店では楽天カードの利用によるポイントとポイントカード提示によるポイントがダブルで獲得でき、還元率は1%を超えるためさらにお得になります。

楽天カードには楽天ポイントカードの機能も付いているので、ポイントカードを別に用意する必要はありません。

楽天Pay利用で還元率UP

楽天Payは通常1%還元ですが、楽天カードから楽天キャッシュとしてチャージして支払いに利用すると1.5%還元になるため、よりお得になります。※チャージせずそのままカード払いした場合は1%還元になるので注意が必要です

また楽天PayでSuicaを利用すると、楽天カードからのチャージの際に200円当たり1ptの楽天ポイントが貯まり、JRE POINTとダブルでポイントを貯められるというメリットもあります。

ポイント還元の例外について

主に以下のような利用は楽天ポイント還元の対象外になるので、ポイント獲得はできません。

  • 年会費・手数料関連
  • キャッシング利用分
  • 他社決済サービスへの入金分

また以下のような支払いに関しては還元率が1%より低くなるので、注意が必要です。

  • 他事業者の電気、ガス、水道料金(500円→1pt)
  • 税金、国民健康保険料(500円→1pt)
  • Amazonでの利用分((500円→1pt、MasterCardブランドのみ)
  • 楽天Edy、楽天キャッシュへのチャージ(200円→1pt)

ブランド

楽天カードのブランドはVISA/JCB/MasterCard/アメックスの中から選択できます。主な国際ブランドを網羅してくれているので、自分の利用したいブランドを選択すればOKです。

どのブランドでも日本国内で利用に困るケースは少ないと思われます。初めてカードを持つ場合は世界で最もメジャーなブランドであるVISAを選択するのが無難だと思います。

また楽天カードは2枚持ちが可能なので、異なるブランドのカードを発行し、複数ブランドを使い分けすることもできます。

なおカードデザインによっては選択できないブランドがあるため、その点留意が必要です。

追加カード

楽天カードではETCカードや家族カードを追加で発行できます。

ETCカードの利用でも100円当たり1ptが貯まるほか、ETCマイレージサービスやETC利用による高速道路割引も利用可能です。

楽天カードのETCカードは年会費550円がかかってしまうのがネックです。ただし楽天Point Clubの会員ランクがダイヤモンドorプラチナの場合、年会費無料で利用できます。

また本会員の家族(18歳以上で生計をともにする配偶者や両親、子供)に家族カードを無料で発行できます(2枚まで)。

家族カードの利用分は本会員の利用分とまとめて口座から引き落としされます。また家族カードの利用分も、同じようにポイントが貯まります。

付帯保険

楽天カードでは以下のような保険が付帯しています。

死亡・後遺障害2000万円(最高額)
傷害200万円(1事故の限度額)
疾病200万円(1疾病の限度額)
賠償責任3000万円(1事故の限度額)
携行品損害なし
救援者費用200万円(年間限度額)

保険適用の条件は「日本出国以前に募集型企画旅行の料金を楽天カードで支払っている」となっています。

募集型企画旅行に妥当するのは例えば以下のようなものですが、詳しくは購入先の旅行会社等に問い合わせるのが確実です。

  • 旅行代理店で予約した海外パックツアー料金
  • 渡航先への航空券
  • 目的地までの乗継便の航空券

付帯サービス

楽天カードでは保険の他にも便利なサービスが付帯しています。主なサービスは以下の通りです。

楽天カードポイントプラス

対象ショップにエントリーし、楽天カードで決済すると追加でポイントが還元されます。エントリーは支払いの前後どちらでも構いませんが、エントリーしないと対象にならないので注意してください。

対象店舗は毎月更新され、主だったところだと大丸松坂屋やENEOS(2023.3現在)があります。

ハワイラウンジを利用できる

ハワイには楽天カード会員向けの専用ラウンジがあり、楽天カードを提示するだけで利用できます(カード1枚につき5名まで)。

なお国内外の空港ラウンジに関しては上位カード会員のみの特典となります。

各種楽天サービスをお得に利用できる

楽天カード会員であれば以下のような形で楽天関連サービスをお得に利用できます。

  • 楽天ミュージック→ずっと30日780円で利用可(通常980円)
  • 楽天ファーム→楽天ファーム楽天市場店で利用できる500円OFFクーポン
  • 楽天ファッション→500円OFFクーポン(枚数上限あり、1万円以上利用が条件)
  • 楽天トラベル→国内宿泊で使える1000円OFFクーポン(枚数上限あり、2万円以上利用が条件)
  • 楽天インサイト→登録で100ptゲット
  • 楽天証券→投信積立を楽天カード決済にするとポイント還元

支払い方法

楽天カードの支払いは以下の4つがあります。支払い方法は楽天e-Naviや楽天カードアプリから後で変更することが可能です。

1回払い

最もオーソドックスな支払い方法で、料金は翌月27日に一括で支払うことになります。

分割払い

金額を指定の回数に分割して支払います。2・3・5・6・10・12・15・18・20・24・30・36回から選べます。2回払いは手数料無料ですが、3回~の分割払いでは手数料を要します。

リボ払い

利用金額にかかわらず毎月決めた金額を支払う支払い方法です。支払い金額は最低3000円から1000円単位で決められます。リボ払いでは自分で支払い額を決められるため便利ですが、手数料を要する点には留意してください。

ボーナス払い

夏や冬のボーナス時期にまとめて支払いする方法です。夏or冬に1度で支払うボーナス1回払いと夏と冬の2回に分けて支払うボーナス2回払いがありますが、ボーナス1回払いを利用すれば手数料はかかりません。

また楽天カードの締め日は月末、支払い日は翌月27日となっています。例えば1/1~1/31の間で利用した金額は、2/27にまとめて支払うことになります。

なお楽天市場での締め日は25日になっており、26日~月末までの利用は翌々月の請求になります。

楽天カードのメリット・デメリット

楽天カードのメリット
  • 基本還元率が1%と高水準であり、普段の利用で楽天ポイントを貯められる
  • 楽天Pay利用で1.5%還元
  • 楽天市場のSPU対象であり、楽天市場でお得に利用できる
  • 年会費永年無料で利用できる
  • 貯めた楽天ポイントは多くの店舗で利用できる

楽天カードは基本還元率1%とクレジットカードの中では高水準の部類であり、普段の買い物に利用するだけで楽天ポイントを貯めることができるのが特徴的です。

また楽天ポイント加盟店や楽天市場で利用したり、楽天Payと組み合わせて使うなどするとより多くの楽天ポイントが貯められます。

貯まった楽天ポイントは街の楽天ポイント加盟店、楽天市場、カード利用額への充当に利用でき、利用先は多数あるので利用に困ることは少ないと思われます。

楽天カードのデメリット
  • 公共料金の支払いなど、1%還元の例外が多い
  • ETCカードに年会費が必要
  • 楽天ポイントや楽天のサービスを使わないならメリットは少ない

楽天カードのデメリットとしては水道光熱費などの支払いにおいて還元率が大幅低下することが挙げられます。そういった固定費をカードで支払っているとポイントが結構貯まるので、そのメリットが低下するのは痛いですね。

楽天カードは年会費無料で利用できるのが良いところですが、ETCカードに関しては年会費がかかる点には注意してください。

また楽天カードで貯まるポイントは楽天ポイントのみであり、他社カードのように他のポイントと交換することはできません。また楽天市場や楽天Payなどをはじめ楽天関連の他のサービスを利用しなければ、メリットが薄くなります。

基本還元率がまずまず高い上にポイントをカードの支払い金額に充当もできるので、楽天を使わない方でも全くメリットがないわけではありませんが、他の決済サービスやポイントサービス等をメインで利用したい方は、それに対応したクレジットカードを利用した方がメリットが大きいと思われます。

楽天カード申し込みから発行までの流れ

楽天カードはPCやスマホからオンラインで簡単に申し込み可能です。申し込みは新規入会案内のページから可能で、所定の記入事項を入力すれば申し込みができます。

申し込みには以下のようなものが必要なので、事前に準備しておくとスムーズに申し込みできます。

  • 通帳orキャッシュカード
  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどが利用できます)
  • 楽天会員のID

本人確認書類に記載された情報と実際に記入した情報に相違があるとスムーズに進まないので、申し込みする際には注意してください。

クレジットカード選ぶなら楽天カード!

申し込みが完了すると所定の審査が行われ、審査に通ればカードが発行されます。審査状況やカードの発行状況、配送状況などはWebやアプリから確認できます。

カードは1週間~10日ほどで手元に届きます。届くとすぐに利用可能になります。なお受け取る際には本人確認が必要になります。

即日発行には対応している?

楽天カードは即日発行に対応していないカードです。そのため、実際に利用するにはカードの到着を待つ必要があり、利用できるようになるには申し込みから1週間程度かかります。

どうしてもすぐに必要な場合は、即日発行に対応した他のカードを申し込みしてください。

楽天カード審査の難易度

楽天カードでは入会に当たって審査がありますが、審査基準は公表されていませんが、楽天カードの審査は一般的にはさほど厳しくないです。

楽天カードは申し込み条件が緩めで肩書に関係なく、学生やパート、アルバイト、主婦(主夫)などの方でも審査通過は可能です。

というのも多くのクレジットカードでは「本人に安定収入がある」という入会条件がありますが、楽天カードにはそういった条件が記されていないため、審査を厳しくする意図はないと考えられます。

収入が無いと返済能力が無いとみなされ審査に落ちやすくなりますが、同居家族の収入次第で審査に通る可能性はありますし、学生の方でも仕送り等があれば審査に問題なく通る可能性が高いです。

信用情報に問題がある場合は審査落ちする

楽天カードを含むクレジットカード会社は、審査をする際に個人情報の他に「信用情報」と呼ばれるものを参照しています。

信用情報とはクレジットカードやローン等の利用歴や滞納歴が記されているもので、それは「信用情報機関」と呼ばれる会社が独自に保存しています。

この信用情報の中に滞納歴が記録されていたりすると、返済能力を疑問視され審査落ちする可能性があります。

特にカード料金や携帯料金などの延滞が数か月続いている・過去5年以内に債務整理を行ったなど、いわゆる超ブラック状態の方である場合、審査の難易度に関係なくクレジットカードの審査通過は難しいと考えて良いでしょう。

なおこれまでクレジットカードを利用しておらず、信用情報が全くないいわゆる「スーパーホワイト」の40歳以上の方も、審査に落ちるケースがあります。

楽天カードがその辺に対して厳しいかはわかりませんが、ある程度の年齢で何も情報が無いことは、怪しいと考えられています。

楽天カード解約方法

楽天カードの解約はチャットサポートあるいは楽天カードコンタクトセンターから行えます。

チャットサポートは楽天e-NAVI内の解約専用の窓口です。9:30~17:30(12/31~1/3を除く)まで対応しています。

楽天カードコンタクトセンターの電話番号は以下の通りです。なおETCカードを解約したい場合は自動音声のみでの解約も可能になっています。

電話を掛けると音声案内が流れ始めるので、その際にスキップ番号を入力するとスムーズに進みます。

0570-66-6910(有料) スキップ番号:5400
※上記電話番号が利用できない場合
092-303-7188(有料)または092-474-6287(有料)
※9:30~17:30
ETCカードの解約:0120-30-6910 (24時間対応) スキップ番号:5400

楽天カードについてよくある質問

2枚持ちできる?

楽天カードは2枚持ちが可能です。2枚持ちにすると異なるブランドを使い分けたり、支払い項目によって使い分けたり、引き落とし口座を分けたりできるので便利です。またETCカードの2枚持ちも可能です。

なお以下のような場合は2枚持ちができないとされています。

  • 楽天PINKカード2枚持ち
  • 年会費が有料となる楽天カードを2枚持ち
  • 楽天銀行カード、楽天ANAマイレージクラブカード、楽天カードアカデミーを持っている場合に楽天カードを2枚持ち

上位カードのインビテーションはある?

楽天カードの上位カードはインビテーションがなくても申し込みでますが、プレミアムのインビテーションが届くケースはあるようです。ただしインビテーションの基準は公開されていないので、インビテーション狙いの方はエポスカードなど基準が公開されているカードを選択するのがおすすめです。

なお最上位版である「ブラックカード」にはインビテーションが必須になっています。

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