カードローンの限度額を上げる方法!審査突破のポイント

カードローンの限度額を上げる方法!審査突破のポイント

カードローンの利用限度額を増やすためには、適切な申請方法を理解し、審査に通過するためのポイントを把握することが重要です。

一般的に、増額申請には収入証明書類の提出が求められることが多く、返済実績が審査に大きく影響します。

また、利用開始から一定期間が経過していることも審査に有利に働くことがあります。

増額申請の際には、現在の利用限度額や返済状況を考慮し、適切な増額額を申請することが肝心です。

目次

カードローン限度額の基本

カードローン限度額の基本

カードローンを利用する際、利用限度額は重要な要素の一つです。

利用限度額とは、借り手が設定された上限まで借入が可能な金額を指します。

この限度額は、申請者の年収や職業、勤続年数、他社からの借入状況など、さまざまな審査基準によって決定されます。

特に、貸金業法による「総量規制」により、年収の3分の1を超える借入れは制限されていますが、銀行系カードローンはこの規制の対象外です。

カードローンの限度額を理解することは、自分の資金計画を立てる上で非常に重要です。

カードローン限度額の意味と重要性

カードローンの限度額は、個々の利用者が自由に借入ができる範囲を表します。

限度額の設定は、利用者の経済的な信用力を反映しており、その人の返済能力を判断する材料となります。

また、家庭や個人で急な出費が発生した際には、限度額の範囲内で迅速に対応できるというメリットがあります。

一方で、借りすぎを防ぎ適切な利用を促すための役割も果たしています。

増額申請のメリットとデメリット

カードローンの増額申請にはいくつかのメリットがあります。

まず、増額されることで最大借入可能額が広がり、突発的な支出や資金ニーズにより柔軟に対応できます。

また、新しい契約を増やすことなく利便性を保つことができるという点も魅力です。

しかしながら、増額には審査が伴うため、申請しても必ずしも希望通りになるわけではありません。

特に、勤務先や収入の変動がある場合には審査に通過しないことや、逆に限度額が引き下げられるといったリスクも考えられます。

このようなメリットとデメリットを十分に理解し、自身のライフスタイルや経済状況に応じた判断を行うことが大切です。

カードローン限度額の増額方法

カードローンの利用限度額の増額申請方法と審査の流れ

増額申請の流れと手続き

カードローンの利用限度額を引き上げたい場合、まず増額申請を行う必要があります。

増額申請は通常、インターネットバンキングや電話、書面で申し込むことができます。

最初に、現在利用しているカードローン会社の公式ウェブサイトやコンタクトセンターにアクセスし、指示される通りに手続きを進めてください。

申請が受理されると、カードローンの審査基準に基づいて審査が行われ、結果が通知されます。

審査が通過すれば、通常、新規申し込みよりも早く限度額が引き上げられ、すぐに借入が可能です。

実際に利用枠を増額するまでの基本的な流れは下記の通りです。

STEP
利用限度額の増額の申込

カードローン会社にWebサイト/電話/店頭等を通じて利用限度額の増額を申し込みます。

増枠案内があった場合は、案内をもとに増額を申し込むと良いでしょう。

増枠の際には増枠が必要な理由や融資を受けたお金の使途、現在の収入や勤務状況、他社借入の状況などを尋ねられることが多いので、予め必要な事を確認しておくと良いです。

またカードローン会社側が必要と判断した場合は、本人確認書類や収入証明書類の提出を求められる場合があります。

元金貸

貸金業者の利用限度額が50万円以上または他の貸金業者から借り入れている金額の合計が100万円以上になる場合には、貸金業法によって収入証明書の提出が必須とされています。

増枠によって50万円以上になる場合や他社からの借入が多い場合は、事前に用意しておくと良いでしょう。

主な収入証明に使える書類としては次のようなものが挙げられます。

  • 源泉徴収票(最新のもの)
  • 給与明細書(直近のもの)
  • 所得証明書
  • 住民税課税(非課税)証明書
元金貸

申し込みの際に嘘を申告すると、証明書類を求められた際にバレてしまうリスクがあるので注意が必要です。

STEP
審査

申し込みを完了すれば、ローン会社によって審査が行われます。審査の段階では主に次のような事を確認しています。

  • 総量規制をオーバーしないか
  • 現在の収入、勤務状況
  • 他社からの借入状況や延滞の有無(信用情報)
  • カードローンの利用実績や延滞の有無

場合によっては、勤務先への在籍確認が行われる場合もあります。

申し込んでから審査が終わるまでの時間は、カードローン会社によってまちまちで、最短即日で審査結果の回答が可能なところもありますが、数日程度を要することもあります。

利用実績があって返済状況に問題がなく、増枠の条件を満たしていれば1時間もかからず審査に通る場合もあります。

審査に要する時間は個人の状況次第でもあり、すぐにマルまたはバツを出すのが難しい状況の場合は、審査に時間を要することになると思われます。

STEP
利用枠の増額

審査が完了すれば、カードローン会社側から電話やメール等で審査結果の通達があります。

審査に通過していれば、利用枠の増額がなされたことになります。

必要な書類の準備

カードローンの利用限度額の増額申請には、いくつかの書類が必要になることがあります。

特に、収入証明書の提出が求められることが一般的です。

例えば、給与明細や確定申告書などが必要です。

これらの書類は、申請者の収入状況を確認するために使われます。

また、勤務先の変更がある場合は、在籍確認のための書類も必要になることがあります。

必要な書類を事前に用意しておくことで、スムーズな手続きを実現し、審査通過のポイントを押さえることができます。

カードローンの利用限度額の増額審査で見られるポイント

カードローンの利用限度額の増額審査の内容

信用情報と収入状況の重要性

カードローンの限度額の増額を希望する際、審査で最も重視されるのが信用情報と収入状況です。

信用情報とは、過去の借入れや返済実績が記録されたもので、これにより借入元は申請者の信用度を評価します。

過去に延滞や金融トラブルがないことが、審査通過の大きなポイントとなります。

また、安定した収入があることも重要です。収入が安定していれば、それに見合った限度額を設定することができるため、増額申請の審査通過に有利に働きます。

増額を申し込むカードローンの利用状況、返済状況

返済状況は、毎月の支払が遅れなく払われているかどうかや、毎月の最低返済金額以上支払がされているかなどです。

言うまでもないですが、利用中のカードローンに延滞等があれば増額審査には通ることは難しくなります。

延滞が起きそうな場合に事前にカードローン会社側に連絡するなど、対応に問題がなければ大目に見てもらえる可能性もあります。

また先述したように、カードローンの利用を開始してから半年以上が経過していない場合は、増枠審査に通ることは難しいとされます。

現在の収入の状況

借入の際と同じように、現在の収入の状況は審査に影響します。基本的に安定した仕事に就いていたり、新規申し込みの際より収入がアップしたりしていると、審査に通りやすくなるでしょう。

総量規制によって収入の1/3以上の貸し付けは出来ないので、増枠によって総量規制をオーバーしないよう注意する必要があります。

総量規制でいう「年収」に含まれるものは下記の通りです。

  • 給与
  • 年金
  • 恩給
  • 定期的に受領する不動産の賃貸収入(事業として行う場合を除く)
  • 年間の事業所得(過去の事業所得の状況に照らして安定的と認められるものに限る)

副業をしている方の場合、20万円以上の収入があれば確定申告をすることで収入をアップさせることができる場合もあります。

また年金を受給している方の場合、年金も収入をカウントする」対象になります。

他社借入状況の確認

カードローンの増額申請においては、他社での借入状況も重要な審査基準となります。

金融機関は総量規制に基づき、借入額が年収の3分の1を超えないようにしています(ただし、銀行系カードローンはこの規制の対象外です)。

総量規制とは

総量規制は簡単に言うと「融資を受けられる金額は年収の3分の1まで」という決まりです。

貸金業者は総量規制による上限(年収の1/3)を超える金額の融資をすることは基本的に出来ませんので、総量規制に違反する貸付をすることがないよう貸金業者側は審査を行います。

参考日本貸金業協会・貸金業法について

したがって、既に他社から多額の借入がある場合は、増額申請が難しくなる可能性があります。

他社借入状況を定期的に確認し、返済を進めておくことが求められます。

これにより、審査通過の可能性を高めることができます。

他社からの借入状況

審査の際に信用情報は必ず確認されます。クレジットカードや他社ローンなどの利用状況は信用情報によって確認できます。

他社ローンやクレジットカードの延滞などによって信用情報に問題があると、増額審査に通ることは難しくなります。

また他社からの借入が多く返済に不安があると判断されたり、総量規制をオーバーするような場合は、増額審査に通らなくなります。

カードローンの利用限度額の増額申請審査に通るためのコツ

カードローンの利用限度額の増額申請審査に通るためのコツ

返済実績を積む

カードローンの利用限度額の増額申請方法と審査通過のポイントとして、まず重要なのは返済実績を積むことです。

毎月の支払いを正確に行い、延滞を避けることが信用情報にプラスとなり、信用度が高まる要素となります。

返済実績があることで、金融機関は信頼性を評価しやすくなり、限度額の増額に対する審査でも有利に働くことがあります。

適切なタイミングで申請する

増額の申し込みは、タイミングも非常に重要です。

一般的に、利用開始から半年以上が経過し、安定して返済を続けている場合に申請するのが良いとされています。

この時期は、多くの場合で利用実績が評価されやすく、審査基準を満たしやすいタイミングとされています。

また、収入が上がったタイミングや、他社借入が減少したときなども、増額申請が通りやすくなる傾向があります。

したがって、日々の収入状況や借入状況を常に見直し、審査に通りやすい条件が整ったタイミングを選んで申請することが効果的です。

よくあるカードローンの利用限度額増額審査落ちの原因

過去の金融トラブル

カードローンの利用限度額を引き上げるためには、増額申請を行い、審査通過の条件を満たす必要があります。

審査では申込者の信用情報が厳しくチェックされます。

その中でも、過去の金融トラブルは重大な要因となります。

たとえば、延滞履歴や債務整理の経験がある場合、審査基準を満たせず、増額が拒否されることがあります。

これは金融機関がリスク管理を行うためであり、過去の延滞などは信用情報機関に記録され、しばらくの間影響を及ぼします。

審査において信用情報を確認した時に他社で延滞があったり、借入額や借り入れ件数が増えていることなどを問題視された場合、収入が悪化した場合などが考えられます。

こういった理由から、利用枠の増額を申し込んでも審査に通らないと思われるような場合は、無理に増枠を申し込むのは避けた方が良い場合もあります。

なお、下記に該当するような場合は途上与信をする必要があることが貸金業法によって決められていますので、増枠申し込みに関係なく減額されてしまう可能性があります。

  1. カードローンで1カ月の利用金額が5万円以上、借入残高が10万円以上の場合(1か月に1回の途上与信)
  2. 当月に借入れがなくても、借入残高が10万円以上の場合(3ヶ月に1回の途上与信)

また、カードローンの延滞があるなど利用状況が悪い場合は、上記に当てはまるかどうかに関係なく利用枠を減額される可能性もあります。

したがって、過去のトラブルを避け、適切な返済実績を積むことが非常に重要です。

過度な借入希望

増額を申し込む際には、収入に見合った借入希望額を提示することが必要です。

過度な限度額を希望すると、審査での印象が良くなく、却下されるリスクが高まります。

これは、「総量規制」が適用されるという点も理由の一つです。

この規制は、個人の借入総額が年収の3分の1を超えないようにするためのもので、申込者の年収に対して不相応な借入希望は、審査を通過しにくくなります。

また、あまりに高い限度額は、返済能力を超えるリスクがあると判断されるため、審査通過のポイントを押さえて慎重に申請することが求められます。

利用枠の増枠は他社借入件数や金利を抑えることができる場合がある

カードローンの利用枠が足りない場合、新たに別のカードローン会社から借入をすることもできますが、利用枠の増枠で対応できる場合はそうした方が良いケースが多いです。

カードローンの利用枠の増額には審査のための時間を要します。

審査はすぐに終わるケースもありますが、審査に時間が掛かってしまうと急いですぐにでも現金が必要な場合には困る場合があり、新規で他社カードローンの申し込みをする方もいます。

消費者金融では審査時間は最短即日回答も可能なので、融資を申し込んで審査に通過すれば即日融資を受けられ、場合によっては限度額増額や追加融資などを申し込んだ場合と比較して早く融資を受けられる場合があります。

ただしこれによって他社借入件数が増えることになる点には注意が必要です。

多くの借入先から借りていると、1つまたは少数の借入先から借りている場合と比較して、返済の際の管理が大変になってしまいます。

カードローンは基本的に借入額が大きいほど金利が低くなることが多いため、利用枠の増枠をしてもらえば新たな借入先から借りるよりも金利を低く抑えられる場合があります。

こういったことからカードローンの利用枠の増枠ができる状況であれば、借入額を増やしたい場合は借入先を増やすより、現在のカードローン会社の増枠で対応する方がメリットが大きい場合が多いと考えられます。

まとめ – 効果的な限度額引き上げのために

注意すべきポイントと今後の対策

カードローンの利用限度額を引き上げるためには、まずは増額申請方法と審査通過のポイントを理解することが重要です。

増額申請を行う際には、勤務先や収入の変動、他社借入状況などの条件が審査基準に含まれるため、これらに変動がある場合は注意が必要です。

また、総量規制の影響を受ける場合も考慮しておく必要があります。

増額に成功するためには、まずは返済実績を着実に積み重ねることが基本です。

延滞を避けることはもちろん、収入状況の安定化も求められます。

半年以上の良好な利用実績があれば、カードローン会社から自動的に増額の案内が来ることもあり、これは審査の通過率を高める要因となります。

一方、注意すべき点として、増額審査に落ちる可能性を低くするためには、カードローンの利用限度額の過度な申請を避け、現実的で無理のない範囲での増額希望を申し込むことが大切です。

過去に金融トラブルがあった場合や他社の借入が大きい場合は、審査が厳しくなることがありますので、クレジットヒストリーのクリーンさを維持するよう努めましょう。

今後の対策として、定期的な返済計画の見直しや、収入証明書の整備を心がけることも重要です。

これにより、増額申請時の審査通過の可能性をさらに高めることができるでしょう。

カードローンの利用は計画的に行い、必要なタイミングでの増額申請を行うことで、財務の健全性を保ちつつ自分の資金計画に合わせた利用が可能となります。

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この記事を書いた人

元金貸のアバター 元金貸 貸金業務取扱主任者

キャッシング・消費者金融などの借金問題、資金調達などの専門家。貸金業務取扱主任者資格を持ち、金融業界の裏側まで知る元貸金業者。

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