女性だから、正社員じゃなくて派遣社員だから…とマイホームの購入をあきらめている女性も多いかもしれません。
実は、独身女性でも、年収が低くても住宅ローンを組むことができます!
実際に住宅ローンを組んだ女性たちの体験談から、そのノウハウとポイントを紹介します。
住宅ローンを組む際には、正社員でなくても成功する可能性があります。
例えば、独身女性や契約社員でも、適切な計画と準備を行えば、住宅ローンの承認を得ることができるケースがあります。
実際に、年収が低い場合や非正規雇用であっても、住宅ローンを組んだ成功事例があります。
これらの事例は、住宅ローンを検討している多くの人々にとって、大きな希望となるでしょう。
非正規雇用でも住宅ローンを組むための基本情報
正社員でなくても、女性が住宅ローンを組めるチャンスは数多く存在します。
住宅ローンを考える際、重要なのは雇用形態や現在の返済能力です。
非正規雇用であっても計画的なアプローチにより、夢のマイホームを手に入れることが可能です。
住宅ローン審査の基準となる雇用形態と返済能力
住宅ローンの審査において、雇用形態は一つの基準となりますが、決定的なものではありません。
返済能力こそが金融機関が重視するポイントで、安定した収入と適切な返済計画が求められます。
たとえば、フラット35など柔軟な審査基準を持つローン商品があります。
派遣社員や契約社員でも、勤続年数が一定以上であればローンに通る可能性があります。
具体的には、契約社員の場合は1年以上の勤務、派遣社員の場合は3年以上の勤務が条件となることが一般的です。
パート・アルバイトが住宅ローンを組むためのポイント
パートやアルバイトでも住宅ローンを組むことが可能です。
その際のポイントは、安定した収入をいかに示せるかです。一部のローン商品では、非正規雇用者でも借り入れが可能なものがあります。
フラット35はその一例で、年収制限がなく、柔軟な審査基準が設けられています。
物件の価格や自己資金、返済負担率なども考慮し、計画的に準備を進めましょう。
契約社員や派遣社員でも可能なローンの種類
契約社員や派遣社員の方も様々な住宅ローンを利用することができます。
特に契約社員は、勤務先や勤務年数が重視され、1年以上の勤務歴があれば多くの金融機関でローンを組めるチャンスがあります。
派遣社員の場合も同様に、3年以上の勤務歴がポイントとなりえます。
固定金利制で安定した返済が可能なフラット35をはじめ、多くの金融機関が非正規雇用者向けの特別な商品を展開しています。
自身の勤務状況や将来の計画をしっかりと把握し、適切なローン商品を選びましょう。
40代で住宅ローンを組んだ独身女性の体験談
40代・独身・女性です。
44歳の時、猫を飼い始めたのですが、住んでいたペット可の賃貸マンションは「小型犬のみ可」の物件だったため、転居先を探し始めました。
最初は賃貸を中心に探していたのですが、なかなか猫が飼える物件がなく、物件探しのついでに「三井のリハウス」のHPを見ていたら、偶然、気になる戸建ての中古住宅を見つけ、「詳しく知りたい」旨のメールを送ったのが家を購入したきっかけでした。
不動産会社に詳細を伝えて相談
担当の方から連絡があり、内覧を打診されました。
その際、40代で女性、かつ独身であること、購入金額の20~25%程度しか頭金を準備できないことを伝え、住宅ローンが組めるかを相談に乗ってもらい、引き受けてくれる銀行を探しを並行しながら、家を探すことになりました。
内覧した家は、築6年の戸建て(3LDK・2階建て・100㎡)、土地が240㎡、2500万円。
日当たり・風通しも良く、庭・駐車場も広くて気に入りました。
土地が200㎡を越えるので、固定資産税が若干高くなりますが、持ち主さんに固定資産税額を聞いたところ、土地・建物で年間12万円ほどだったので、問題ないと考え、購入の意思を伝えました。
大手銀行の仮審査通過
担当者には、過去3年の源泉徴収票(740万~800万)のコピーを渡し、住宅購入に充てられる預金額(500~700万円)、自動車ローンの残高(残り30ヶ月・200万円)等を伝えたところ、年収・頭金に問題はないが、自動車ローンの残高が少しだけ気がかりだと言われました。
ドキドキしかしながら、土日を挟み2営業日後、担当者から連絡があり、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行で仮審査が通りました。
提示された金利は、35年・変動金利で年利0.775%、3行とも同じ条件でした。
44歳での申込みはギリギリのタイミング?
仲介業者の担当によると、どの銀行でも住宅ローンは完済時の年齢が80歳未満が条件になるので、44歳で申し込んだのはラッキーだったそうです。
45歳を過ぎると、どんなに年収があっても、ローン期間は短くなるとのこと。
ネット銀行を選ばなかった理由
自分でも住信SBIネット銀行など、ネット専門銀行のサイトを見たりして金利や付帯サービスなどを検討しました。
ネット銀行は金利も低く、がんや3台疾病時のローン免除なども無料で付帯されているため、とても魅力的に感じましたが、一人暮らしで仕事もあり、一人で審査や手続きに必要な書類を集めたり、作成する時間を捻出するのに無理を感じました。
そのため、不動産仲介業者が提携していて、諸々の手続きを代行してくれる銀行でローンを組むことにしました。
仮審査の通った銀行の中から、三井住友銀行を選び、本審査に進むことになりました。
三菱UFJ銀行とみずほ銀行は、勤務先の取引銀行で、担当者の方が出入りしていて顔見知りだったので、何となく嫌で、お付き合いのない銀行を選びました。
具体的な住宅ローンの内容は?
三井のリハウスで銀行の担当者と最初の打ち合わせを行い、必要書類の説明を受るとともに、ローンシミュレーションを何案か提示していただき、がんと3大疾病の罹患時にローンが免除される補償(+0.3%/年)を追加、借入額は2000万円で本審査をお願いしました。
必要書類の提出後、1週間程で銀行・保証会社の本審査が通り、住宅ローン元金2000万円・35年・変動金利・開始時の年利1.075%での借入が決まり、中古住宅を購入するに至りました。
不安だったこと・良かったこと
事前に住宅ローンについて調べたり、学習することなく、何気なくネットで見た家が気に入り、住宅ローンを組むことになったので、自動車ローンがあると審査が厳しくなることを知らず、仮審査中は少しドキドキして不安でした。
不動産仲介業者の提携銀行との取引だったので、ローン対象の土地・建物に関する資料は、すべて仲介業者にて準備し、銀行へ提出しておいてくれたので、私が準備するのは戸籍謄本や納税証明書など、お役所関係のことだけだったので、思いの外、手続きは楽でした。
予断ですが、両親が家を購入した30年前は、住宅ローンの契約には火災保険の加入が必須でしたが、現在は任意加入になっていて、これはちょっと驚きでした。
また、保証会社へ払う保証金も現金で払うか、住宅ローンに組み入れるか選べましたが、ローンに組み入れれば毎月の支払額が増えるので、現金で支払うことにしました。
返済額は賃貸マンションの家賃より安くなった
35年で組んだ住宅ローンは、現在の支払は、月額57,000円弱。賃貸マンションの家賃より4万円程安くなりました。
と言っても、職場は65歳定年。年金生活になってからの住宅ローンは大変なので、まめに繰り上げ返済しています。
住宅ローンは、元金1ヶ月分(4万円弱)から繰り上げ返済可能で、ネットから手続きすれば手数料も無料なので、2~3ヶ月毎に繰り上げ返済、あと住宅ローン減税があるので、年末調整で還付される都度、還付額を繰り上げ返済しています。
今のところ、金利も安いので、借り換えは検討していませんので、65歳までに完済を目指しています。
これから住宅ローンを組む人へのアドバイス
これから住宅ローンを組まれる方へのアドバイスとしては、保証料のほか、中古での購入だったので仲介業者への手数料、火災保険料(25年分)、引っ越し代、一部の部屋の壁紙の張り替えにかかったリフォーム代など、現金での出費が思いの外、多かったので、頭金以外に支払える現金で200万円位は準備しておくと良いと思います。
あと、自動車ローンは完済しておくと審査の時に無駄な不安をしなくて済みます。
契約社員・年収250万円で住宅ローンを組んだ女性の体験談
今年の8月に住宅ローンの融資を実行し中古戸建ての購入をしました。
私の状況を正直にお話しますと、女性で31歳、入社5年目の契約社員で年収250万円ほどです。
住宅ローンは組めないと思っていた
住宅ローンを組めるかどうか自分では不可能だと思っていました。
年収の低さとなにより契約社員では住宅ローンを組むなどとうてい無理かと思っていました。
本当にダメ元で、不動産会社の問い合わせのページからさきほどの自分の状況を記入して、中古物件の購入は可能かどうかメールをしたことがきっかけでした。
不動産の担当者と話をして、銀行は契約社員やフリーターの非正規雇用の場合でも住宅ローンを組むことが可能とのとで、3社にまず仮審査を出すところから始まりました。
銀行3社で仮審査通過!
仮審査では源泉徴収表と身分証明書の提出のみで、3日から4日で審査結果はすぐにでました。
私の場合、特にそのほかの車のローンやカードローンもなかったので、銀行3社で仮審査がとおりました。
融資金額はそれぞれの銀行で条件違いですが、1580万~1800万でした。
新築の金額は到底この金額では難しいかと思うのですが、私の場合は中古の戸建ての購入を考えておりましたので、リフォームも考えて予算内で収まるような物件を選んで購入へすすめました。
リフォーム込で貸してくれる銀行を選択
3社の銀行で一番金利がよく1800万まで貸してくれる銀行が条件的にはよかったのですが、今回の購入はリフォームありきの中古物件でしたので、もう1社のリフォーム込みで貸してくれる銀行にしました。
また貯金も150万ほどしかなかったため、不動産の担当者と話をして無理に頭金を使わなくとも初期費用も一緒に融資してもらったほうがよいとのことでした。
返済額は家賃の半分
家の購入をする前は都内の1DKで85000円の家賃を支払ってました。
現在は埼玉県の戸建てて月々41000円の返済です。
繰上げ返済も年間30万円から可能とのことなので、30万の支払いでも1年ずつの短縮ができるので、できれば20年ほどで完済を目指したいと思っています。
中古物件の購入ですので、これからのメンテナンスにどれだけ費用がかかるかも頭にいれながらですが、今までの家賃で支払っていた金額の半分なので貯蓄も余裕をもて生活はかなり助かりました。
住宅ローンの審査がスムーズにいった理由
今回住宅ローンの審査がスムーズにいったのは、契約社員で年収が低いこともあったのですが、担当者からは契約社員でも年齢が若いことと、借り入れの金額が少なかったので問題なく組めたと言われました。
あとは住宅ローンを組む前に自分の金銭面をきれいしておくことも大事かと思います。
私の場合はネットで調べて、携帯電話の分割ローンも審査落ちの原因になるとのことだったので、24ヶ月払いではなく12ヶ月払いで本審査の前には完済できるようにしました。
私のような条件で住宅ローンの検討をする方は少ないと思いますが、もし家の購入を検討したい方がいましたら、まずはあきらめずに問い合わせをしてみることをおすすめしたいです。
住宅ローンを考えている方へ
また、これから住宅ローンを組むことを目標に頭金の貯金をする方であれば、物件等の条件にもよりますが最低でも300万円用意をしたほうがいいと思います。
私の場合は事情があり急ぎで家の購入をしたかったので、頭金も一緒に借り入れすることにしました。
もちろん頭金を別に用意したほうが、金利は安くなります。
ただ、私のような状況で頭金が足りなくても可能でしたので、生活費や家賃で頭金がなかなかたまらないよう場合でも住宅ローンが組めると参考になればと思います。
ただ住宅ローンとは別で、実際の家の購入にあたっては、手付金として50万円は先に入れなければならなかったので、最低でもそのくらいの用意は必要かと思います。
住宅ローン審査に通るための対策と注意点
勤続年数や年収の条件を満たすための工夫
住宅ローンの審査では、安定した収入源と勤続年数が重要視されます。
特に勤続年数は、派遣社員であれば3年以上、契約社員は1年以上が目安となっています。
この条件を満たすためには、できるだけ転職を避け、現在の職場で安定して働き続けることが求められます。
もし転職を検討している場合でも、長期間勤務が見込める職場を選ぶことが望ましいです。
貯金や資産の有効活用による審査の攻略法
住宅ローンの審査においては、勤続年数や年収だけでなく、貯金や資産も重要な要素となり得ます。
一定の貯金があることは、金融機関にとって返済能力を証明する材料となります。
また、一部の資産を見せることで、信頼性を高めることができるため、審査通過の可能性が上がると言われています。
実例では、女性が貯蓄を工夫して審査を通過した事例も見られます。
成功事例にみるローンシミュレーションの重要性
住宅ローン審査に通るためには、ローンシミュレーションの活用が成功と直結するポイントとなります。
成功事例の多くでは、ローンシミュレーションを通じて自身の返済能力をしっかりと把握し、それに基づいた月々の返済計画を立てています。
これは、突発的な収入減少や生活費の増加を想定したプランニングを可能にし、審査を通過するための強力な武器となります。
金融機関に自身の計画性を示すことで、「購入可能である」と信頼を得られることが多く、審査通過の要因となります。
審査落ちを防ぐための準備と心構え
審査に落ちることを防ぐためには、事前の準備が欠かせません。
勤続年数の確認や、必要であれば収入証明の準備、他に金融機関での仮審査を受けることも効果的です。
仮審査では、自分の現状を見直すことができ、改善点を浮き彫りにする良い機会となります。
また、違った視点からのシミュレーションを行うことで、より通りやすくなる方法を探ることもできます。
長期間を見据えた計画ができれば、安心感を持って本審査に臨むことができるでしょう。