長期延滞者でブラックだった私が、奇跡の復活を遂げ54歳で頭金無しで、国内最大手の住宅ローン専門金融機関「ARUHI」の住宅ローン審査で、4,080万円が通ったことで築22年のマイホームを2019年4月手に入れた実話です。
長期延滞によるブラックリスト入りは、住宅ローン審査に大きな障害となることが多いですが、審査に通過するケースもあります。
例えば、延滞情報が消えるまでの期間を待ったり、頭金を多く用意することで信用を回復させる方法があります。
また、審査が比較的緩い金融機関を選ぶことも一つの手段です。
さらに、社会的ステータスの改善や、信用情報の正確なチェックを行うことで、審査通過の可能性を高めることができるでしょう。
重要なのは、個々の状況に応じた適切な対策を講じ、金融機関との信頼関係を築くことです。
50歳代での住宅ローンの難しさ
50歳代で住宅ローンを組むことは、若い世代に比べてさまざまなハードルがあります。
特に年齢と収入の制約が大きな壁となり得るのです。
さらに、「どうして長期延滞ブラックだった私でも50歳代で住宅ローン審査が通ったのか?」と疑問に思われる方も多いでしょう。
年齢制限と収入の制約
50歳代で住宅ローンを考えるとき、まず考慮すべきは年齢制限です。
多くの金融機関では、返済完了時の年齢が一定を超える場合、借り入れが難しくなります。
加えて、年齢が上がると定期的な収入が限られ、特に定職を離れるケースでは年金などは限られた収入源となるため、審査が厳しくなる傾向があります。
このため、自分の収入状況や将来的な返済の計画をしっかりと立てておくことが重要です。
長期延滞ブラック歴の影響
長期延滞やブラックリスト入りは、住宅ローン審査において重大な障壁となります。
信用情報機関にその情報が残っていると、金融機関の審査はより慎重になり、借り入れが難しくなるのです。
それでも50歳代という年齢で住宅を購入することが可能だったのは、信用情報の改善に努めたことが鍵でした。
何年もかけて地道に信用を回復させ、少しでも信頼を得られるように対策を講じることが求められます。
【体験談】長期延滞ブラックだった私でも50歳代で住宅ローン審査が通った
長期延滞者でブラックだった私が、奇跡の復活を遂げ54歳で頭金無しで、国内最大手の住宅ローン専門金融機関「ARUHI」の住宅ローン審査で、4,080万円が通ったことで築22年のマイホームを2019年4月手に入れた実話です。
どうして長期延滞ブラックだった私でも、50歳代で奇跡的に住宅ローン審査が通って4,080万円のローンを組めたのか?という疑問があると思いますが、私は、住宅ローンを組む2年前まで個人信用情報は真っ黒の長期延滞者でした。
自慢じゃないけど、18年間消費者金融やクレジットカード、銀行から借りたお金を支払っていませんでした。
もう借金することは無いし、督促状もアコムから毎月送られて来るだけで、催促の電話も訪問も無かったので、気にもしていませんでした。
当然18年の間に、もう延滞の異動情報は消えたかな?と思い何社かクレジットカードを申し込んでみましたが、全て『審査の結果、誠に申し訳ございませんが、クレジットカードの発行をお見送りさせて頂きました。』との回答。
奇跡が起こった
2017年にアメックスを申し込んでみたら『 この度は、アメリカン・エキスプレスのカードにお申し込みいただき、誠にありがとうございます。 カードの申し込み受付が完了いたしましたので、照会番号をお知らせいたします。 弊社から審査結果が届くまで、本Eメールを控えとして保管してください。 』とメールが届いたのには驚きました。
もう延滞の記録は消えたのだろうと思って、CIC・JICC・JBAの3社から個人信用情報を開示してもらいましたが、相変わらず信用情報は延滞の記録が残ったままでした。
この住宅ローンを組んだのは、延滞を始めた頃からして18年後なので、延滞を始めた時に直ぐ自己破産していれば、もっと早く住宅ローンも組めていたのだと思うと、『なぜあの時・・・』という思いで悔しいです。
延滞の異動記録を消すためにしたこと
延滞の記録を消すために、まだ記録が残っていた5社に対し『時効の援用』をしました。
まあ、時効の援用をしたおかげで住宅ローンまで組めるようになったのはうれしかったです。
時効の援用とは、5年以上支払っていない場合の特権なのですが、5社に対して時効援用通知書を送って1ヶ月後CIC・JICC・JBAの記録から延滞情報いわゆるブラック情報は消えていました。
マイホームを頭金も貯金もなしで住宅ローンが組めた
マイホームを貯金も無い上に、頭金0円で住宅ローンが借りれた道のりは長かったです。
2017年に法人登記して、2年後に5,000万円の住宅ローンを組みたい!と税理士さんに相談しました。
なぜ5,000万円か?それは、ただ何となく・・・の5,000万円でした。
5,000万円の住宅ローンを組むために必要な所得が必要です!
一年目に700万円の所得になるようにしてもらい、5,000万円の住宅ローンが組める所得になりましたが、半年後に現金で中古住宅を買ってしまったのです。
便利の良い最高の場所でしたが、市街化調整区域ということで、土地390坪・建坪60坪で980万円で不動産売買情報サイトに出ていましたが、不動産屋さんが売り主と交渉してくれ、330万円で購入できました。
この時、現金支払いの強みを知りましたが、それなりの金額を出してリフォームしました。
で、家を買う予定は全く無くなったのに、再度マイホームを買うことになった理由は、たまたまインターネットで見た物件が気になったからです。
それに取扱いの仲介業者が知り合いの、というより前の家を買った時の不動産会社だったのです。
内覧して20分で買うことを決めました。
買う決心したのは良いのですが、頭金となる貯金も無い状態ですので、買う条件は、『住宅ローンが通ること』のみでした。
楽天銀行住宅ローンは自分で申し込んで審査落ちしましたので、不動産屋さんからARUHIを紹介してもらいました。
ARUHI住宅ローンの仮審査
住宅ローンを専門に取り扱うARUHIは、元々はソフトバンクグループだと聞いて、ちょっと引っ掛かったのは、時効の援用の中の1社にソフトバンクの携帯電話分割金も入っていたことでした。
結果は問題なしで大丈夫だったのです。
仮審査の流れ
ARUHIの仮審査結果は3日でしたので、結果が速かったと思います。
先ずはARUHIの事務所に行って仮審査を申込みます。
※源泉徴収票2年分と本人確認書類、印鑑が必要です。
現在の借入れ状況を聞かれます。正直に話せば、解決策を教えてくれます。
仮審査の結果の連絡があります。私の場合、受付けから3日後に審査結果の連絡が電話でありました。
私の場合の本審査での融資条件
所得から逆算して、住宅購入代金3,750万円と諸経費まで融資可能で、4,080万円まで可能ですと言われました。
ただし、ARUHI融資条件に、現在あるクレジットカードのリボ払い分を完済することと、自動車ローンを完済させることが追加されました。
その理由が、ARUHIの取り扱う住宅支援機構のフラット35の返済比率(返済負担率)の基準が、35%以下でなければならないからでした。
ARUHIが出した54歳の私への融資条件をクリア
ARUHIからの融資するための条件をクリアするために、相当苦労しました。返済期間については、80歳までに完済するためですので仕方ありません。
- クレジットカード(楽天カード)のリボ払い分の残高を0円にする
- マイカーローンの残高を0円にする
- 返済期間は25年
条件クリアのために苦労したこと
楽天カードの利用残高は150万円位ありましたが、リボ払いの残高は28万円位だったので、何とか清算しました。
一回払いと回数払いについては清算する必要はありませんでした。
リボ払いは、キャッシングしているのと同じ扱いですよ。
自動車のローンは組んだばかりでまだ1回目の支払いも来ていないので、残高は400万円ちょっとでした。
日産の日産フィナンシャルで組んだオートローン残高400万円の清算は、日産自動車の協力なしではどうにもなりませんでした。
元々家を買う予定ではなかったので、日産セレナe-poworを中古で400万円のローンを組んだばかりで、私個人に名義変更もしたばかり。
約10万円の支払いがあると住宅ローン分15万円の支払いができないというのがARUHIの審査基準だそう。
クレジットカードのリボ払いの清算と自動車ローンがなければOKという確約をもらい、400万円の自動車ローンの清算に集中しました。
一応ARUHIには、個人のローンを法人名義のローンに切り替えすればどうか尋ねました。それならOKです!と了承してもらいました。
条件をクリアするための選択肢は2通り
ARUHIの本審査通過の条件をクリアするための選択肢を2通り考えました。
- 個人信用情報に記載されないところから400万円借りて清算する
- ローンを法人に付け替える
先ず、個人信用情報に記載されないところから400万円現金を借りるのは無理なので、ローンの付け替えを模索しました。
個人のローン(名義変更済)を付け替えるためには、一旦日産に買い取ってもらい、その車を法人名義のローンで買い直すという提案を日産に持ちかけてみました。
この場合、当然日産側も買取りと販売の利益を取らなければなりません。
買取り⇒販売という形にしなければならないので、100万円位負担しなければならないと覚悟しましたし、日産の店長も「覚悟してもらえますか?」と。
日産の店長も、色々本社に掛け合ってもらえることになりました。
日産からの正式な回答
数日後、日産側の返答は、私個人のローンのキャンセル扱いし、法人でのローンに組み替えるという、奇跡が起こったような回答でした。
私が負担しなければならないのは、名義変更の手数料3万円程度のみ。
車庫は個人も法人も同じだったので、車庫証明を新たに取る必要はないことを初めて知りました。
ゴーンさんのことで日産への印象を良くしたかったのかは不明ですが、キャンセルしての組み換えはナイスでした。
ARUHIから、「自動車ローンの完済証明を提出すれば、融資を決定します。」との連絡。
完済証明が出せない日産フィナンシャル
日産フィナンシャルに完済証明を出して欲しいと申し出ましたが、キャンセルという扱いなので、キャンセル=元々の契約が無いということで、契約が無い完済証明は出せられないので、販売店から何かしらの証明をもらって下さい。とのこと。
日産の販売店の店長に、私個人の車のローンは完済されたと一筆書いてもらい、ARUHIに提出し、本契約までこぎ着けました。
住宅ローン融資実行の日
紆余曲折ありましたが、いよいよ住宅ローン融資実行の日、振込先銀行に売主・販売会社・司法書士が大集合。
住宅ローン融資実行までの流れ
融資実行日の朝、ARUHIから4,080万円の振り込みが、私の個人口座に入金されます。
疑問に思ったので、聞いたのですが、勝手に下すのはNG!だそうです。
自分で手続きする訳ではありませんが、販売会社(売主)が他の銀行から借入れしていたので、3,750万円の販売代金から、販売会社(売主)の銀行からの借入金残高を売主借入先銀行へ振込みます。
3,750万円の内、残りを販売会社(売主)に振り込みます。
ARUHIから依頼された司法書士への報酬を振り込みます。
仲介してくれた不動産会社へ仲介手数料を送金して、終了となります。
4,080万円あった私の通帳の残高は、一瞬で45万円。
色々な手続きに2時間程掛かって、終了。
支払いを済ませた残りの45万円は自由に使って良いお金です。
一般的には火災保険料として使うのですが、クレジットカード払いで火災保険に入りましたので、私の場合は翌月の住宅ローンの支払い用に残しました。
後日、司法書士から登記簿謄本の原本が送られて来て、契約の全ての行程が終了しました。
私の成功の鍵: 住宅ローン審査のポイント
クレジット情報の確認と改善
どうして長期延滞ブラックだった私でも50歳代で住宅ローン審査が通ったのか、自分でも不思議に思うことがあります。
その中で特に重要だったのが、クレジット情報の確認と改善です。
ブラックリストに載っていることは知っていましたが、自分の信用情報をしっかりと確認することで、何が問題となっているのか正確に把握しました。
その後、少しでも改善可能な箇所については、地道に修正を行いました。過去の延滞情報は一度回復することは難しいものの、現状維持からの更なる悪化を防止することに重点を置くことができます。
そして、信用情報の確認を通じて適宜対策を講じ、未来に向けた信用の回復を心がけました。
収入状況の見直しと計画的な返済プラン
もう一つの成功の鍵は、甘い収入計画を見直し、現実的な返済プランを立てたことです。
50歳代になると収入の安定性が重要視されます。
このため、現在の収入状況を見つめ直し、自分の支出を細かく管理することから始めました。
その結果、余裕のある返済プランを策定し、金融機関にも安心感を持っていただけるようにしました。
また、変動する金利を考慮し、将来的な収入の変化や支出の増加にも対応できるよう、計画を立てています。
このような取り組みが、住宅ローンの購入における審査成功の一助となりました。
具体的な対策: 住宅ローン審査に通るためのステップ
信頼できる金融機関の選定
50歳代で住宅ローン審査を突破するためには、信頼できる金融機関の選定が重要です。
特に、長期延滞ブラック歴がある場合には、柔軟な審査基準を持つ金融機関を探すことがカギとなります。
「どうして長期延滞ブラックだった私でも50歳代で住宅ローン審査が通ったのか?」という疑問を抱える方も多いでしょうが、その理由の一つは適切な金融機関を選んだことにあります。
借り換えや補助プランの活用
もう一つの有効な対策として、借り換えや補助プランの活用があります。
金融機関によっては、既存の借入金を低金利のローンに借り換えることができ、これにより返済総額を大幅に減少させることが可能です。
また、高齢者向けに特化した補助プランがあれば、それを併用することで、無理のない返済計画を立てることができます。
特に、ブラックリストに入っている過去があっても、現在の信用情報を改善する努力を見せることで金融機関の理解を得ることができます。
緻密な計画と現実的な返済プランの提示は、信用度を高める重要な要素です。
高齢での住宅ローン申請に役立つアドバイス
家族のサポートと連帯保証の活用
住宅ローンを考える際、家族のサポートは重要な要素です。
特に50歳代以上の方が住宅ローンの審査を通過するためには、家族の協力が不可欠です。
例えば、連帯保証人として家族を立てることにより、金融機関に対する信用を強化できます。
私の場合は保証人が必要なかったのですが、「MCJご自宅活用ローン“家の恩返し”(新築)」のような商品では、奥様を連帯債務者として登録する必要があるため、夫婦間での話し合いや理解が求められます。
高齢者向けローンの柔軟性を活かす
年齢が高くなると、金融商品選びに柔軟性が生まれやすくなります。
高齢者向けのローンには、多くの場合、特定の条件が付されていますが、その条件をうまく活用することで審査の壁を乗り越えることが可能です。
「MCJご自宅活用ローン“家の恩返し”(新築)」は50歳以上から申し込むことができ、日本国内の物件を対象としています。
このような商品の特徴を理解し、自分に最適なプランを選び、さらに具体的なプランを立てることで高齢になってもスムーズに住宅購入を進められます。
控えたい行動と注意点
審査前の支出管理と資産評価
住宅ローン審査を突破するためには、事前の支出管理と資産評価が重要です。
特に、長期延滞ブラックリストに載っていた過去がある場合、金融機関は申込者の資金管理能力を厳しくチェックします。
そのため、まずは支出を見直し、無駄な出費を抑える習慣をつけることが大切です。
また、所有する資産の評価を行い、資産価値を高める方法を模索することも効果的です。
資産を増やすことで、危機的な状況を回避し、返済計画を安定させることができます。
金融機関とのコミュニケーションの重要性
50歳代で住宅ローンを購入する際、金融機関とのコミュニケーションが極めて重要です。
特に、どうして長期延滞ブラックだった私でも住宅ローン審査を通過できたのかを明確にするためには、誠実な情報提供が不可欠です。
金融機関は、申込者の信用情報や現在の経済状況を詳しく把握した上で審査します。
そのため、信頼関係の構築を意識し、必要な情報を正確に伝えることが求められます。
質疑応答の場を設けたり、面談の機会を積極的に活用したりすることで、審査の成功率を高めることができるでしょう。
まとめ: 高齢での住宅ローン審査突破の心得
50歳代で住宅ローンを通過することは、特に長期に渡る延滞やブラック歴がある場合、容易ではありません。
しかし、適切な準備と戦略でその壁を乗り越えることは可能です。
まず、信用情報の確認と改善は重要です。これまでの経済活動の見直しを行い、より良い信用履歴を構築するよう心掛けましょう。
次に、収入状況を正確に把握し、計画的な返済プランを組むことが求められます。
年金やその他の定期収入を基に実現可能な返済計画を立てることで、金融機関からの評価を高めることができます。
また、高齢者向けの柔軟なローン商品を活用することもひとつの手段です。
家族の支援や連帯保証人の協力を得ることで、審査を有利に進めることも検討に値します。
さらに、信頼できる金融機関の選定や借り換えプランの利用も効果的です。
気心の知れた不動産屋さんのアドバイスを受けながら、複数の選択肢を検討し、自分に最も適した住宅ローンを選ぶようにしましょう。
最終的に、金融機関との良好なコミュニケーションは不可欠であり、疑問点や不安があれば、率直に相談をすることが重要です。
このように、慎重な準備と的確な行動を通じて、どうして長期延滞ブラックだった私でも50歳代で住宅ローン審査に通ったのかを理解し、高齢でも夢の住宅購入を実現することができます。