マイホームは欲しいけど、ろうきんで住宅ローンを組んで、何十年も返済していけるか心配…そんな思いで家の購入をためらっている方もいるかもしれません。
また、本当に今が買い時なのか、ローンを組んで本当に返済していけるのか、今の金利で借りるのが正解か?住宅ローンに関する疑問や不安は尽きないと思います。
そして、ローンを組んだあとも、繰り上げ返済や借り換えのタイミングなど、金利動向を見ながら、ベストな返済方法を考え続けなければなりません。
その判断に大きなウエイトを占めるのは、やはり住宅ローン金利ではないでしょうか。
そこで、このサイトでは、ろうきんで住宅ローンを組んだ人の体験談をもとに、低い住宅ローン金利を引き出す方法を解説しています。
ろうきんの住宅ローン金利
まず、ろうきんの住宅ローン金利を確認しましょう。
金利タイプ | 標準金利 | 最大引下げ幅 | 最大引下げ後金利 |
---|---|---|---|
全期間固定金利型 | 年3.100% | ▲年1.850% | 年1.250% |
変動金利型 | 年2.475% | ▲年1.850% | 年0.625% |
ろうきんには変動金利型、固定金利型、2つの金利を組み合わせた金利ミックスもあり、最大引き下げ幅▲年1.900%で、最大引き下げ後の金利は、年0.575%となっています。
また、給与振り込みの指定などの条件を満たした場合、さらに金利が引き下げられます。
ただし、別途保証料が必要となり、保証料の支払い方法は、『一括前払い方式』と『月次後払い方式』(年0.10%~年0.22%を融資金利に上乗せ)があります。
一括前払い方式ですと、例えば、20年返済で1,000万円の借入れの場合、72,250円~144,490円を借入時に支払わなくてはなりません。
ろうきんは労働者の味方?他行との住宅ローン金利比較
ろうきんの住宅ローン金利を他行と比較してみた場合、例えば、三菱東京UFJ銀行店頭の住宅ローン金利は、変動金利が0.475%、10年固定金利が0.74%です。
一方、ろうきんは、変動金利が年0.625%、固定金利が年1.250%ですから、条件にもよりますが、三菱東京UFJ銀行のほうが金利が低いということになります。
ろうきんのミックス型であれば年0.575%なので、変動金利を選ぶか固定金利にするか次第では、どっちもどっちということになります。
ただ、ネット銀行と比べてみると、住信SBI銀行ネット銀行の変動金利が0.44%ですから、ネット銀行の金利はろうきんに比べ、かなり低いです。
金利の差は、そのまま返済額の差につながります。例えば、2000万円借り入れをした場合、金利が0.1%違うと支払額が約25万円違うと言います。
では、金利の低い銀行に乗り換えた方がお得なのでは?と思いますが、そこに立ちふさがるのが手数料です。
他行への乗り換えには手数料がかかり、手数料の合計額はおおよそ50万円。銀行によってはもっと高額な手数料を取られるケースもあります。
ろうきんで住宅ローンを組んだ人の体験談
次に、実際にろうきんで住宅ローンを組んだ人の体験談を紹介しましょう。
ご主人が金融事故をおこして、いわゆるブラックだったのに、ろうきんの住宅ローンで家を建てたかたです。
住宅ローンの内容(ろうきん)
契約している住宅ローンの内容はつぎの通りです。
- 住宅ローンを組んでいる銀行:ろうきん
- 借入を始めた時期:2012年
- 金利は?:2.3% 変動金利
- 借入額は?:2700万円
- 毎月の返済額について:8万円
手続きに多く、もう2度としたくない
住宅ローンを組んでいる者の感想としては、すごく手続きが多く時間がかかったため、もう2度したくないです。
私は仕事の休みが平日だったので、銀行に行きやすかったのですが、日曜日が休みの方は手続きが郵送と電話になるのでかなり時間がかかるだろうと思います。
光熱費の引き落としが出来ないだけでローンが通らない?
さらに、住宅ローンが通るまでは、光熱費の引き落とし等の払いものを残高不足で出来なかった、などにならないように細心の注意をはらうようにしていました。
こういった引き落としが出来ていないという事実だけで、住宅ローンが通らないというのはよくある話だそうです。
過去の延滞等の記録も見られるみたいなので、住宅ローンを将来考えている人は気をつけておいた方がいいでしょう。
私たちの場合、一度家を建てようと計画した時、他の住宅ローンが通らなくてマイホームを断念しようとしたところ、住宅メーカーのかたのアドバイスで、「ろうきんに半年ほど実績を作ってみなさい、通してあげるよ。」と言われ、給料振込みや定期預金をしました。
それから7ヶ月後でしたが、見事ろうきんの住宅ローン審査に通りました。
銀行に行けない人はネット銀行が便利かも
私はろうきんで住宅ローンの借り入れを行いましたが、現在はインターネットバンクで住宅ローンの借り入れを行えるそうです。
仕事が忙しくなかなか銀行に行けない人はこちらの方が便利だと思います。
ネット銀行のデメリットは全て自分でやる必要があること
ただ、店舗に行くのとは違い、全てのことを自分一人で行わなければならないのはデメリットと言えると思います。
インターネットバンクのメリットと言えば、店舗を設けていないため経費を抑えており、その分、他の店舗を構えている店舗に比べて金利が安いこど挙げられます。
これらの情報も加味しながら、どういった形で住宅ローンを利用するのかを、しっかり検討してから行動するべきです。
また、住宅ローンはかなり高額の借り入れになるので、疑問点があれば聞いて解決してから一つずつ進めて行くことが大事です。
より低い住宅ローン金利を引き出す方法とは
より低い住宅ローン金利を引き出すには、安いネット銀行と現在借りている銀行と競わせる必要があります。
ネット銀行は、一般の銀行に比べて自分でやらなくてはいけない事が多くなるでしょう。
安いネット系銀行の中でも一番安い銀行と比較することで、交渉先の銀行は金利を下げざるを得なくなります。
皆さんも、車など高額な買い物をするとき、いくつかのお店で価格を比較したり、何店かで見積もりをとって、価格交渉をした経験はありませんか?
それと同じことを住宅ローン金利でも行うのです。
銀行が提示する金利は交渉できない、と思っている方も多いようですが、実は交渉は可能です。
そして、交渉するのであれば、言うまでもなく色々な銀行の住宅ローン金利情報を持っている方が有利です。
そして、仮でもいいので審査も通っていると相手に「住宅ローンを組むこと」に対する本気度も伝わります。
ただ、いろいろな銀行の情報を集めるのは、時間がかかって大変ですよね。
そんな時、便利なのが「住宅本舗」です。
住宅本舗を使えば、基本情報を入力するだけで最大6社の審査を並行して行い、それぞれの住宅ローン金利の見積りを得ることができます。