みずほ銀行住宅ローンは店舗で手続きをするよりネットでの手続きが金利が低い

みずほ銀行住宅ローンは店舗で手続きをするよりネットでの手続きが金利が低い

みずほ銀行は大手銀行の1つで利用者も多いため、みずほ銀行で住宅ローンを借りたい方は多いのではないでしょうか。

みずほ銀行の住宅ローンはネットや店舗で手続きが可能で、金利や手数料はネットで手続きをすることで安くなります。また団信の保証内容も充実しています。

当記事では金利や団信、手数料、審査時間や審査基準など、みずほ銀行の住宅ローンについて解説していきます。

目次

みずほ銀行の住宅ローンプラン概要と金利一覧

みずほ銀行の住宅ローンでは「変動型」「全期間固定型」「固定選択型」の中から金利プランを選択します。

住宅ローンの手続きは店舗またはインターネットで行うことができ、店舗で手続きをする「住宅ローン」、ネットで手続きをする「ネット住宅ローン」に分かれます。

店舗で手続きをする場合、ネットで手続きをする場合よりも金利がやや割高になります。

変動型

借入期間中の金利が変動するプランで、一般的には半年に一度金利が変動します。

メリットデメリット
一般的に3つのプランの中で最も金利が安くなる
近年は低金利が続いており変動金利の恩恵が大きい
将来の返済計画が立てにくい
金利上昇局面が続くと返済額が予定より大きくなる
金利引下幅適用金利基準金利
ネットで手続き-1.80%~
-2.10%
0.375%~
0.675%
2.475%
店舗で手続き-1.60%~
-1.90%
0.575%~
0.875%

全期間固定型

返済が終わるまで金利が変わらないプランです。金利は借入時の金利で固定となります。

メリットデメリット
金利が固定されるため返済計画が立てやすい
将来金利上昇局面があっても金利が上昇することがない
低金利時代の恩恵が少なくなる
将来金利が低下する局面があっても金利はそのままになる
ネットで手続き店舗で手続きネットで手続き
金利引き下げ幅-0.45%~-0.55%-0.45%
固定
11~15年
1.47%~1.57%1.57%2.02%
固定
16~20年
1.60%~1.70%1.70%2.15%
固定
21~25年
1.68%~1.78%1.78%2.23%
固定
26~30年
1.73%~1.83%1.83%2.28%
固定
31~35年
1.77%~1.87%1.87%2.32%

固定選択型

借入時に選択した期間内は金利が変わらないプランです。期間終了後に変動金利にするか、改めて固定期間を選択するかになります。

メリットデメリット
借り入れから一定期間金利を抑えられるので教育費等の出費が多い期間の金利変動リスクを抑えられる
全期間固定金利より低金利
固定期間終了後の金利は未確定であり金利上昇のリスクを排除することはできない
ネットで手続き店舗で手続き基準金利
金利引下幅-1.80%~-2.10%-1.60%~-1.90%
固定 2年0.80%~1.10%1.00%~1.30%2.90%
固定 3年0.95%~1.25%1.15%~1.45%3.05%
固定 5年1.00%~1.30%1.20%~1.50%3.10%
固定 7年1.20%~1.50%1.40%~1.70%3.30%
固定 10年1.40%~1.70%1.60%~1.90%3.50%
固定 15年1.90%~2.20%2.10%~2.40%4.00%
固定 20年2.00%~2.30%2.20%~2.50%4.10%

みずほ銀行住宅ローンの概要

みずほ銀行住宅ローンは、新規で住宅購入を検討されている方、他で住宅ローンの借入があり借り換えを検討されている方が利用できます。

なお、賃貸目的の物件に利用する事は出来ませんので注意が必要です。

メガバンクではありますが、事前審査から契約まで来店の必要はなく、お忙しい方でも安心してお申し込みができます。

みずほ銀行住宅ローンを利用する条件

みずほ銀行の住宅ローンを利用するには、下記の基準を満たしている必要があります。

  • 満18歳以上71歳未満で、最終ご返済時の年齢が満81歳未満の方
  • みずほ銀行が契約する生命保険会社の団体信用生命保険に加入が認められる方
  • 安定した収入のある方
  • 保証会社の保証を受けられる方
  • 原則、日本国籍の方または永住許可を受けている外国人の方

保証料

みずほ銀行の住宅ローンでは、ローンの支払いが出来なくなった時に備えて保証会社の保証をつけるため、保証料を支払う必要があります。

保証料は審査の結果次第で変わる場合があります。

保証料の支払いは下記3通りから選ぶことができ、どの方式を選ぶかによって支払い方法や金利などが異なってきます。具体的な金利に関しては先ほどの金利一覧を確認してください。

保証料を前払いしない方式(ローン取扱手数料型)

保証料はローンの金利に含まれます。この場合、みずほ銀行へ住宅ローンのお手続きにかかる事務費用相当としてローン取扱手数料(お借入金額の2.2%)を支払うことになります。

保証料を一部前払いする方式

借入時に一括して所定の保証料の一部を支払います。残りの保証料は金利に含まれます。

保証料を前払いしない方式(金利上乗せ型)

保証料は金利に含まれます。

借入時に保証料を支払う必要はなく、「保証料を一部前払いする方式」の金利に0.2%上乗せされた金利が適用されます。

金利上乗せ型、ローン取扱手数料型を選択した場合でも、審査結果によっては「保証料を一部前払いする方式」に変更される場合があります。

団信

みずほ銀行の住宅ローンでは団信への加入が必須です。団信の保険料はみずほ銀行側が負担するので、保険料は必要ありません。

団信に加入することで、契約者が死亡または高度障害によって住宅ローンが払えなくなっても、住宅ローン残高がゼロになります。

団信の審査に通らない場合でも、適用金利+年0.3%でワイド団信に加入できる場合があります。

また、みずほ銀行の住宅ローン団信には8大疾病保障やがん特約を付けることができます。

一般団信8大疾病補償がん団信8大疾病補償プラスがんサポートプラン
死亡・高度障害
所定のがん
※全額完済

※全額完済
がん以外の7大疾病
その他のケガ
保険料無料保険料は毎月変動
※ローン残高、均等返済額・増額月加算返済額、年齢等による
金利上乗せ0.1%保険料は毎月変動
※ローン残高、均等返済額・増額月加算返済額、年齢等による

希望する場合はがん保障特約を利用する事ができ、その場合は金利が年率0.1%上乗せになります。がん特約を付けると、所定のガンと診断を受けた場合、住宅ローン残高がゼロになります。

また、がん保障の他にも8代疾病保障がついたプランもあり、その場合保険料は毎月変動します。8代疾病保障では、8大疾病によって働けない期間が30日を超えた場合にローン返済額がゼロ円になります(最大1年間)。

それ以降も働けない期間が続いた場合は、住宅ローン残高がゼロになります。

また8代疾病保障では、下記2つのオプションを付けることができます。

  • 8代疾病保障以外でも、病気やケガで働けない状態が30日以上続いた場合に補償がある
  • 就業不能状態は問わずにがんと診断された場合、住宅ローン残高が0円になる
スクロールできます
がん7大疾病オプション
(その他の病気や怪我)
8大疾病補償プラスがんサポートプラン診断時の残債一括補償基本補償あり
8大疾病補償がんサポートプラン診断時の残債一括補償基本補償なし
8代疾病保障プラス基本補償基本補償あり
8代疾病保障基本補償基本補償なし

柔軟に返済額を増減することが可能

みずほ銀行の住宅ローンでは家計の状況によって返済負担を増減することができます。

例えば産後休暇や育児休暇、リフォームなどで家計の余裕が少ない時は返済負担を減らしたり、共働き等家計に余裕がある時に返済負担を増やすといったことができます。

返済額を減額する場合は、借入時より年収が減少していないことや延滞がないことが条件になります。また、返済額の減額は基本的に下記のようなライフイベント発生時にのみ行えます。

返済額の減額ができるライフイベント
  • 配偶者の産休・配偶者の育休・配偶者の時短勤務
  • お子さまの幼稚園・保育園入園
  • お子さまの学校入学(予備校含む)
  • 家族の留学
  • 本人もしくは配偶者の転職(次の転職先が決定している場合)
  • 本人の自己啓発
  • 自宅のリフォーム(お子さまの成長・独立等、家族形態の変化によるもの)
  • 本人もしくは配偶者の転勤(単身赴任)
  • 本人もしくは家族の結婚・親族の葬儀など

手数料5,500円が発生しますが、「子育て応援プラン」を利用すれば手数料は無料になります。

これとは逆に返済額を一定期間増額することも可能で、返済額の増額をすると、増額期間経過後に月々の返済額が減少することになります。

一部繰り上げ返済も無料

また繰り上げ返済をしたい場合も、繰上返済手数料はみずほダイレクトで返済すれば無料になるので、状況によって繰上返済も柔軟に行えます。

スクロールできます
金利変動金利方式、固定金利選択方式、全期間固定金利方式
お借入金額50万円以上3億円以内(1万円単位)
お借入期間1年以上35年以内(1年単位)
※固定金利選択方式は2年以上35年以内
※全期間固定金利方式は11年以上35年以内
審査期間最短当日~5営業日 (事前審査)
融資までの目安お申込後、約1ヵ月半以上
固定金利手数料11,000円
※新規契約時に固定金利を選択する場合に必要
金利切替手数料固定金利選択方式への切り換え..11,000円
※みずほダイレクト[インターネットバンキング]で手続きをすれば無料
団体信用生命保険加入が必須
事務手数料33,000円
保証料必要
繰上返済手数料33,000円
※みずほダイレクト[インターネットバンキング]で手続きをすれば無料
全額返済手数料33,000円
電子契約手数料5,500円
担保・保証人保証会社の保証があるため、原則として別途保証人は必要なし
在籍確認あり
シミュレーション借入可能額、返済額シミュレーションを完備
ご利用いただける方上記参照

みずほ銀行住宅ローン審査申込みから契約までの流れ

申し込み方法

みずほ銀行の住宅ローンは先述した通り店舗申し込みとインターネット申し込みが可能です。

インターネット申し込み(ネット住宅ローン)の場合、金利がやや安くなり、店舗に出向く必要もないため便利です

インターネット申し込みであっても、申込ボードのメッセージ機能や電話でサポートが受けられ、専任の担当者も付きます。また、契約をネットで済ませられるので、印紙代が発生する事もありません。

インターネットでの手続きに不安がある場合は、店舗に出向いて申し込むこともできます。店舗で申し込むと、対面でプロに相談しながら手続きができるので安心です。

配偶者と収入合算して申し込みたい場合など、ネット住宅ローンでは取り扱いができない場合でも、店舗だと取り扱い出来る場合があります。

その他にもネット住宅ローンの場合はいくつか条件がありますが、条件を満たせない場合であっても店舗やローンコンサルティングスクエアで相談ができる場合があります。

詳しくはネット住宅ローン商品概要の下部に記載されている「ご注意事項」を確認してください。

申し込みから契約までの流れ(ネット住宅ローンの場合)

ネット住宅ローンの場合の契約までの流れは下記の通りです。

STEP
AI事前診断をする

事前診断はAIによって行われ、最短1分で診断結果がわかります。結果は申し込みボードで確認できます。

事前診断に関しては、物件が決まっていなくても問題ありません。

STEP
正式審査に申し込む

必要な書類を提出し、正式審査に申し込みます。審査期間はおおむね10日前後とされていますが、状況等によって前後します。

なお、AI事前診断時と申し込み内容に変化があった場合、担保物件の価値などが理由で、事前診断で通っても正式審査で落ちる場合があります。

STEP
契約手続き

電子契約サービス上で電子署名用パスワードを入力し、電子署名ボタンを押すことで契約手続きが完了します。

電子署名用パスワードはメールで連絡されますが、別の開封パスワードが設定されています。この開封パスワードは本人限定受取郵便で送られてきます。

なお、事前に申し出れば電子契約ではなく書面で契約をすることも可能です。

最後に、みずほ銀行より本人へ借入意思の確認の電話があるので、対応をすれば契約が完了します。担保提供者、連帯保証人等がいる場合は、そちらにも意思確認のための電話があります。

STEP
司法書士との面談

みずほ銀行側が指定する司法書士と面談を行い、抵当権設定のための手続きを行います。

司法書士の側から面談のための連絡があります。司法書士との面談当日には以下のものが必要になります。

  1. 実印
  2. 運転免許証・パスポート等の本人確認書類
  3. 印鑑証明書
STEP
借入

みずほ銀行から住宅ローンお借入金を申込者名義のみずほ銀行普通預金口座へ入金後、即時に指定したお振込先(売主等)へ振り込みがされます。

また、司法書士によって登記の手続きがされます。借り入れが終われば、返済がスタートします。

店頭で手続きする場合、流れ自体に大きな違いはありませんが、申し込みと契約の際にみずほ銀行へ出向く必要があります。申し込む前には、店舗やインターネット、電話で相談しておきましょう。

審査日数や審査結果連絡

事前診断はAIによって行われ、早ければ1分で結果が出ることもあります。事前診断の審査結果は申し込みボード上で確認できます。

本審査は10日程度が目安ですが、内容に不備があったり、申し込みが混雑しているような場合、審査が遅くなる場合もあります。

融資までに必要な時間

審査通過後の契約手続きから融資が実行されるまでには、約3週間程度がかかります。

審査の時間と合わせれば、申し込みから融資までの時間は早い場合で1ヵ月程度が目安です。

状況によっては審査や手続きに時間がかかることもあるので、1か月半~2ヶ月程度かかる可能性もあります。

みずほ銀行住宅ローンの在籍確認

住宅ローン審査は慎重に行われるので、在籍確認は行われるのが基本です。

みずほ銀行の場合は勤務先に連絡をし、申込者本人に申し込み内容の確認を行うとされています。この場合、銀行名や拠点名、担当者名を伝えて取り次ぎがされる場合もあります。

もっともみずほ銀行は大手銀行であり信用度が高く、消費者金融などではないので、バレたら恥ずかしいといった心配はしなくても良いと思います。

住宅ローン契約にはみずほ銀行の口座が必要

みずほ銀行の住宅ローンを利用するには、みずほ銀行の口座が必要です。

事前診断に関しては、みずほ銀行の口座が無くても申し込むことは可能です。ただしその場合、契約の手続きまでにみずほ銀行の口座を開設する必要があります。

みずほ銀行住宅ローンの審査に通らない理由

住宅ローンの審査は貸し付ける金額が高いため厳しく行われ、完済できるまで支払いができるかどうか様々な項目をチェックされます。そのため、フリーローンなどと比較して審査基準は遥かに厳しくなります。

各銀行や金融機関などにおいてそれぞれ独自の審査基準がありますが、審査基準については公表されておらず、審査に落ちた場合も理由を知ることはできません。

審査というと「年収(安定収入)」を見られると思いがちですが、その他にも「信用情報」「返済負担率」などが重要です。

年収や職業形態

長期にわたって借り入れることになるので、収入が安定しているかどうかは審査の上で重要になります。

収入が低い場合や職業形態が不安定な場合、転職して間もないといった場合だと、審査に通りにくくなる傾向にあります。

信用情報

クレジットカードやローンの利用歴等が記録されている信用情報において、延滞や遅れなどの情報が記録されていれば、審査に通ることはないと考えるのが妥当です。

過去に延滞や債務整理歴があっても、解決してから一定の期間が経っていれば、信用情報から消えるので問題はありません。

返済額の割合

年収に対して住宅ローンを含むすべてのローンの返済がどの程度を占めているかも、審査において重要なポイントです。

職業等の属性に問題が無くても、住宅ローンの他の借入が多く残っていると、審査に通らないことがあります。

返済比率(年収に対する年間の全ローンの返済額)は一般的に30~35%程度が目安とされています。万全を期すなら、年間の返済額は30%以内に抑えておきたいところです。

属性や信用情報の面で問題が無いはずなのに審査に落ちた場合は、年収に対するローンの返済比率が高くなりすぎていないか確認してみると良いです。

また、みずほ銀行住宅ローンは団信への加入が必須なので、健康状態等が理由で団信へ加入できない場合は審査に通らなくなります。

通常の団信に加入できない場合でも、引き受け範囲が広い「ワイド団信」に加入できる場合があります。ワイド団信に加入できれば、金利は0.3%上乗せになりますが住宅ローンを借りることが可能です。

仮にみずほ銀行の住宅ローン審査に否決された場合でも、他の銀行や住宅ローンの審査に通る可能性はあるので、他の金融機関を検討してみると良いです。

職業形態が不安定といった理由で審査に通りにくい場合は、民間の金融機関が住宅金融支援機構と提携しているフラット35も一考です。

みずほ銀行住宅ローンに関するQ&A

つなぎ融資には対応していますか

つなぎ融資には対応していませんが、分割しての融資には対応しています。

フラット35で借りることはできますか

みずほ銀行の場合、フラット35を取り扱っていますが、2023年4月1日以降は「ローンコンサルティングスクエア」でのみ取り扱いがあります。

そのため、みずほ銀行でフラット35を検討したい場合は、まずは各ローンコンサルティングスクエアで相談する必要があります。

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