auじぶん銀行の住宅ローンはその金利の低さなどから、人気が高い住宅ローンの一つで、パソコン・スマートフォンなどインターネットから24時間いつでもお申し込みが可能です。
借入金利が低い上に団信の保障内容も充実していることなどから、オリコンの顧客満足度では1位を達成しています。
ここでは、そんなauじぶん銀行の住宅ローンについて解説していきます。
auじぶん銀行住宅ローン概要
auじぶん銀行の住宅ローンは、基準を満たしている方が利用でき、年収や年齢等の条件も明示されています。
また、融資を受けるにはauじぶん銀行に普通預金口座を持っている必要があります。
口座を持っていない方でもauじぶん銀行の住宅ローンを申し込むこともできますが、その場合本審査が完了するまでに口座を開設しておく必要があります。
auじぶん銀行住宅ローンを利用できる人
- auじぶん銀行に円普通預金口座を持っている
- お申込時のご年齢が満18歳以上満65歳未満で、最終ご返済時が満80歳の誕生日までである
- 前年度の年収(自営業の場合は申告所得)が200万円以上である
- auじぶん銀行指定の団体信用生命保険に加入する
- 借入対象物件にauじぶん銀行またはauじぶん銀行が指定する保証会社を第一順位の抵当権者とする抵当権を設定する
- 日本国籍のお客さま、または永住許可を受けている外国籍である
- auじぶん銀行が定める借入条件に該当する
auじぶん銀行住宅ローンの用途
auじぶん銀行住宅ローンで融資を受けた資金で購入する物件は、本人または家族が居住するための物件のみが対象となります。
投資用や事業用、賃貸用物件、店舗併用物件、セカンドハウス等の費用を借り入れることはできませんので注意してください。
- 戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
- 戸建の新築資金
- 他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括でのお借換えを含む)資金
- 上記に伴う諸費用
auじぶん銀行住宅ローンの借入金額と借入期間
auじぶん銀行住宅ローンの借入金は500万円以上2億円以下で、借入期間は1年以上35年以内(借り換えは一部制限あり)となります。
auじぶん銀行住宅ローンで発生する手数料
auじぶん銀行では借入額に対して2.20%の事務手数料が発生します。
一部繰り上げ返済の際には手数料は発生しませんが、固定金利特約が適用されている間に全額繰り上げ返済をすると手数料が発生します。
事務手数料 | 借入金額に対して2.20% |
---|---|
一部繰上返済手数料 | 無料 |
全額繰上返済手数料 | 固定金利特約適用中の場合は33,000円の手数料が発生 |
金利タイプの変更手数料 | 変動金利から固定金利特約への変更の場合は無料 固定金利特約期間中は金利タイプの変更は不可 |
auサービスとセットで利用すると金利引き下げが可能
auの「携帯電話」「電気」「インターネット」「TV」の各サービスを利用すると、住宅ローン金利が下記の通りお得になる「住宅ローン優遇割」が適用され、金利が最大で-0.15%となります。
サービスは1つ1つに対して割引は適用され、全てを契約しなくても契約した分だけ割引があります。
そのため、必要なものだけでもau関連にまとめると住宅ローン金利がお得になります。
サービス | 金利の引き下げ幅 |
---|---|
au回線の利用(モバイル) | -0.07% |
じぶんでんきの利用 | -0.03% |
J:COMネットまたはコミュファ光の利用 | -0.03% |
J:COM TVの利用 | -0.02% |
auじぶん銀行住宅ローンの金利
2024年現在のauじぶん銀行住宅ローンの金利は下記の通りです。
変動金利 | 固定金利特約 | |
---|---|---|
特徴 | 市場の金利情勢などにより金利が変動 | 一定期間金利を固定 |
適用期間 | 金利タイプの変更依頼がない限り適用 | 2年/3年/5年/10年/15年/20年/30年/35年から選択し、その期間中固定された金利が適用 |
金利見直し | 年2回借入金利を見直し | 固定金利特約期間中は見直しを行わない |
金利タイプの変更 | いつでも固定金利特約への変更が可能 | 固定金利特約期間終了後金利タイプの変更が可能 |
金利プラン | 全期間引下げプランのみ | 当初期間引下げプランまたは全期間引下げプラン |
メリット | 金利動向に対して柔軟に対応できる | 金利が固定されるため返済計画が立てやすい |
デメリット | 将来の金利変動のリスクがある | 金利動向に対して柔軟な対応が難しく、低金利状態が続けば返済総額が高くなる |
auじぶん銀行住宅ローン金利プランについて
auじぶん銀行住宅ローンの金利プランには「全期間引き下げプラン」、「当初期間引き下げプラン」、「保証付き金利プラン」の3つがあります。
当該期間中の金利引下幅は全期間引下げプランより大きくなりますが、特約期間終了後の引下幅は全期間引下げプランよりも小さくなります。
「全期間引き下げプラン」は借入中の全ての期間において金利を引き下げます。
「当初期間引き下げプラン」は当初の特約期間を重視して金利を引下げます。
特約期間より前は全期間引き下げプランより金利の引き下げ幅が大きくなりますが、特約期間を過ぎると金利の引き下げ幅は小さくなります。
なお審査の結果保証会社を利用する必要がある場合は「保証付金利プラン」となり、金利プランは選択できません。
保証会社への保証料相当額が金利に上乗せされ、金利の引き下げ幅は審査によって決定されます。
現在の金利(全期間引き下げプラン)
auじぶん銀行住宅ローンの2024年現在の金利は下記の通りとなっています。
金利と当初期間引き下げ幅
金利タイプ | 金利 | 当初期間引下幅 | (参考)基準金利 |
---|---|---|---|
変動(新規借入れ) | 0.319% | -2.022% | 2.341% |
変動(借換え) | 0.298% | -2.043% | 2.341% |
固定2年 | 1.720% | -1.000% | 2.720% |
固定3年 | 1.770% | -1.000% | 2.770% |
固定5年 | 1.850% | -1.000% | 2.850% |
固定10年 | 2.220% | -1.000% | 3.220% |
固定15年 | 2.320% | -1.000% | 3.320% |
固定20年 | 2.520% | -1.000% | 3.520% |
固定30年 | 2.910% | -1.000% | 3.910% |
固定35年 | 3.030% | -1.000% | 4.030% |
当初期間終了後の金利引き下げ幅
選択した金利タイプ | 固定金利特約期間終了後の金利タイプ | 引下幅 |
---|---|---|
変動(新規借入れ) | 変動 | -2.022% |
固定金利特約 | -1.000% | |
変動(借換え) | 変動 | -2.043% |
固定金利特約 | -1.000% | |
固定2年 | 変動 | -1.000% |
固定金利特約 | -1.000% | |
固定3年 | 変動 | -1.000% |
固定金利特約 | -1.000% | |
固定5年 | 変動 | -1.000% |
固定金利特約 | -1.000% | |
固定10年 | 変動 | -1.000% |
固定金利特約 | -1.000% | |
固定15年 | 変動 | -1.000% |
固定金利特約 | -1.000% | |
固定20年 | 変動 | -1.000% |
固定金利特約 | -1.000% | |
固定30年 | 変動 | -1.000% |
固定金利特約 | -1.000% |
現在の金利(当初期間引き下げプラン)
基準金利と当初期間引き下げ幅
金利タイプ | 金利 | 当初期間引下幅 | (参考)基準金利 |
---|---|---|---|
固定2年 | 0.650% | -2.070% | 2.720% |
固定3年 | 0.840% | -1.930% | 2.770% |
固定5年 | 0.960% | -1.890% | 2.850% |
固定10年 | 1.145% | -2.075% | 3.220% |
固定15年 | 1.585% | -1.735% | 3.320% |
固定20年 | 1.695% | -1.825% | 3.520% |
固定30年 | 2.070% | -1.840% | 3.910% |
固定35年 | 2.190% | -1.840% | 4.030% |
当初期間終了後の金利
当初選択した金利タイプ | 固定金利特約期間終了後の金利タイプ | 引下幅 |
---|---|---|
固定2年 | 変動 | -1.690% |
固定金利特約 | -0.800% | |
固定3年 | 変動 | -1.690% |
固定金利特約 | -0.800% | |
固定5年 | 変動 | -0.800% |
固定金利特約 | -0.800% | |
固定10年 | 変動 | -0.800% |
固定金利特約 | -0.800% | |
固定15年 | 変動 | -0.800% |
固定金利特約 | -0.800% | |
固定20年 | 変動 | -0.800% |
固定金利特約 | -0.800% | |
固定30年 | 変動 | -0.800% |
固定金利特約 | -0.800% |
auじぶん銀行住宅ローンの団体信用生命保険は5つのプラン
auじぶん銀行住宅ローンでは5つの団信プランを取り扱っていて、ニーズにあったものを選択が可能です。
フラット35のような例外を除いて住宅ローンでは必ず団信(団体信用生命保険)に加入する必要があります。
満50歳以下の方であれば、auじぶん銀行独自の特約付き団信を利用できます。51歳以上の方であっても、一般団信やワイド団信を利用できます。
住宅ローンを返済中に、契約者において死亡や高度障害などといった万が一の事態が発生した場合に、ローンの残債をゼロにするというものです。
これにより、住宅ローンの契約者に万が一のことがあって住宅ローンを払えなくなっても、家族に住宅を残すことができます。
団信を利用するには審査があります。団信の審査ではその人の健康状態や職業等が見られることになります。
auじぶん銀行住宅ローンでは満50歳未満ならお得な特約付き団信を利用できる
auじぶん銀行住宅ローンでは、満50歳未満の方の場合、下記のような特約付きの団信を利用でき、もしもの時にも安心です。
がん50%保障団信 | がん100%保障団信 | がん100%保障団信プレミアム | |
---|---|---|---|
上乗せ金利 | 0% | +0.05% | +0.15% |
がん診断残高保障 | 住宅ローン 残高50%保障 | 住宅ローン 残高100%保障 | 住宅ローン 残高100%保障 |
4大疾病保障 | なし | ||
全疾病長期入院保障 | 住宅ローン 残高0円 | 住宅ローン 残高0円 | 住宅ローン 残高0円 |
各種給付金 | なし | なし | あり |
50歳未満の方において何らかの理由で上記の団信を利用できない場合、「ワイド団信」のように条件が緩和されている団信を利用できます。
auじぶん銀行住宅ローンでは満51歳以上でも一般団信やワイド団信に加入できる
auじぶん銀行住宅ローンでは、満50歳未満の方の場合、可能であれば上記の特約付き団信を利用するのがおすすめですが、これらに加入できない満51歳以上の方や健康状態に不安がある方であっても「一般団信」や「ワイド団信」に加入すれば住宅ローンを組むことが可能です。
「一般団信」は上乗せ金利なしのシンプルなプランで、死亡/高次障害/余命6ヶ月の際に残高保障が適用されます。
「ワイド団信」は上乗せ金利+0.3%のプランで、通常の団信より条件が緩和されていて、健康状態に不安がある方でも加入できる場合があります。
一般団信に加入できない場合には、保険会社がワイド団信の審査を行います。
auじぶん銀行住宅ローン申込みから契約までの流れ
auじぶん銀行住宅ローンの申し込みから契約までの簡単な流れは下記の通りです。
住宅ローンマイページにログインし、【仮審査お申込み】ボタンから仮審査を申し込みます。
この際途中で入力を中断しても、情報は保存されるので後で任意のタイミングで再開することができます。
仮審査では以下のような情報が必要になります。必要であれば事前に資料等を準備しておくとスムーズに手続きできます。
勤め先の情報 | 会社名、会社所在地、本社所在地、資本金などのお勤め先情報、ご自身の年収など |
---|---|
家族の情報 | 同居家族の年齢、配偶者の年齢など |
連帯保証人の情報 | ペアローンや収入合算をご利用になる場合、連帯保証人となる方の名前や住所、電話番号などの情報 |
担保提供(者)の情報 | 借入対象物件の担保設定、本人以外の担保提供者が存在する場合、対象者の名前、住所など |
借入対象物件の情報 | 物件の所在地、建物構造や面積など |
その他住宅ローンの情報 | auじぶん銀行以外で住宅ローンを利用する場合の借入先情報 |
資金計画の情報 | 必要資金(建物購入費、諸費用など)や借入れ・自己資金に関する情報 |
現住宅ローンの情報 | 借換えをする場合における現在の借入先情報 |
住宅ローン以外のお借入情報 | 住宅ローン以外のローン契約がある場合、お借入先、借入金額などの情報 |
仮審査が終われば、団体信用生命保険の申込み・告知をする必要があります。この際、仮審査申し込み時の申込番号が必要になります。
団信の手続きが完了しないと仮審査が始まらないため注意が必要です。
登録したEメールアドレス宛てに、仮審査終了の案内があります。マイページにログインすると、仮審査の結果が確認できます。
承認結果を確認し、問題が無ければ本審査を申し込みに進みます。
この際、申し込み内容と承認内容が異なる場合もあるため注意が必要です。
仮審査に通過していれば本審査を申し込むことができます。
仮審査における承認結果に問題が無ければ「上記内容で本審査のお申込みに進む」をクリックすれば申し込みは完了です。
申し込み後は必要な書類を提出する必要があります。
必要書類はパソコンやスマートフォンからアップロードすることが可能です。
必要な書類は本人確認書類のほか、収入確認のための書類、物件関連の書類が必要になります。
また、状況によっては追加で書類が必要になることもあります。
書類の提出が完了次第本審査が始まります。
本審査が終了すると仮審査の時と同じように審査完了の連絡がメールで届きます。
メールが届けばマイページにログインし、審査結果を確認することができます。
本審査に通過していれば契約手続きに入ることができ、借入金額や金利タイプなどの最終確認を行います。
銀行側が指定する司法書士との面談があり、抵当権の設定登記等の手続きを行います。
面談日の設定に関しては司法書士側から電話で連絡が入ります。
契約が成立し融資が行われ、翌月以降より返済が開始されます。
auじぶん銀行住宅ローン審査に通らない審査に落ちる理由
住宅ローンの審査は、完済まで継続して支払いができるかを見極めるため、各銀行や金融機関などで審査の基準があります。
auじぶん銀行住宅ローンでは、貸し付ける金額が高額なため、他のローンより厳しくおこなわれます。
借入金額や借入件数が多く残っていると、審査に通らないことがあります。
他社に延滞や遅れなどの情報が、信用情報機関に記録さていれば審査に通ることはありません。
auじぶん銀行住宅ローンの審査時間
auじぶん銀行住宅ローン審査は、仮審査の場合で1~5営業日、本審査の場合で3~10営業日が目安です。
仮審査に関しては、早ければ即日で結果が出ることもあります。
審査時間は混雑状況などによって変化し、特に本審査に関しては長く時間がかかる場合もあります。
また、申し込み内容に不備や不明点、必要書類の不足などがある場合は、確認や補完をした後に改めて審査を行う為、審査時間が長くなることがあります。
auじぶん銀行の場合書類の提出等がオンラインでできるので、書類を郵送するといった手間が省け、審査は比較的スムーズです。
auじぶん銀行住宅ローン審査では勤務先へ連絡がある
auじぶん銀行の住宅ローンの審査の過程では、勤務先への在籍確認があります。
在籍確認とは申込者が本当にその会社に在籍していることを確認するためのものです。
この際担当者から個人名で連絡があるので、auじぶん銀行の住宅ローンに申し込んでいることが勤務先にバレるといったことはありません。
住宅ローン審査においては、その会社等に在籍していることが明らかであるといったケースでもない限り、在籍確認は行われるのが普通です。
そのため、基本的に在籍確認はあると考えておいた方が良いでしょう。
auじぶん銀行住宅ローンの審査に関する評判
auじぶん銀行住宅ローンの審査基準は公開されていませんので、審査に通るかどうかは申し込みをしてみないと分からないのが実際のところです。
住宅ローンの審査は主に借入額、安定した収入の有無、信用情報が影響しますが、他にも健康状態なども加味したうえで総合的に判断されます。
先述したようにauじぶん銀行の住宅ローンを借りられる年収は200万円以上となっているので、高収入の方でなくても申し込みはできます。
また一定の基準を満たしていれば、転職間もない方などでも申し込み自体は可能です。
auじぶん銀行はネット系銀行ではありますが、どちらかというと審査は厳しいと言われることが多いです。
また、融資を受けるには団信の審査にも通過する必要があります。
仮審査で承認されても、本審査で否決になることもあります。au住宅ローン審査に否決されたら、他の住宅ローンを検討しましょう。
au住宅ローンのメリット
auじぶん銀行で住宅ローンを借りるメリットには次のようなものが挙げられます。
- 金利が低い
- オンラインで申し込みができる
- 特約付きの団信を利用できる
auじぶん銀行住宅ローンは金利が低い
auじぶん銀行の住宅ローンは変動金利・固定金利ともに低金利です。住宅ローンは借入額が大きいため、金利は0.1%違うだけでも返済総額は変わってきます。
au関連のサービスと併用して『住宅ローン金利優遇割』を適用すると、更に金利は安くなります。
低金利を重視したい方はauじぶん銀行で住宅ローンを借りるのがおすすめです。
auじぶん銀行住宅ローンはオンラインで申し込みかできる
auじぶん銀行の住宅ローンでは申し込みや書類の提出はオンラインで済ませることができます。そのため、わざわざ銀行に出向く必要がないため便利です。
オンラインなので、審査において書類を郵送したりする手間が省けます。書類に不足等があった場合も、改めて郵送しなおしたりする必要が無いため、審査もスムーズに進みやすいです。
ローン契約もオンラインで済ませることができ、印紙税等が発生する事もありません。
auじぶん銀行住宅ローンは特約付きの団信を利用できる
auじぶん銀行ではガン診断や4代疾病診断を受けた場合等に利用できる特約の付いた団体信用生命保険(団信)が提供されていますので、万が一の時にも安心です。
団信はがん50%保障であれば金利の上乗せがないのもメリットです。
特約付き団信は50歳以下の方が対象になっています。
年齢や健康面などが原因で特約付き団信の利用条件を満たせない場合であっても、一般団信やワイド団信が利用できます。