三菱UFJ銀行住宅ローンの仮審査・本審査の審査時間はどのぐらいなのか?

三菱UFJ銀行住宅ローンの仮審査・本審査の審査時間はどのぐらいなのか?

三菱UFJ銀行(MUFG)の住宅ローンは、インターネットで申し込みができ、事前審査は即日で完了します。変動金利で0.3%台から借りることができるので、金利も割安です。

三菱UFJ銀行は国内の3大メガバンクの1つなので、信用度も高く安心して利用できます。

ここでは、三菱UFJ銀行の住宅ローンの審査基準や審査時間に加え、申し込み方法、金利等についても解説しています。

目次

三菱UFJ銀行の住宅ローン申込みから契約までの流れ・審査時間

三菱UFJ銀行の住宅ローンにおける申し込みから手続きの流れ(ネットで手続きをする場合)は下記の通りです。

ネットで手続きをすれば、店舗に出向かなくてもオンラインで申し込みから契約までが行えます(ただし抵当権設定のため司法書士と面談する必要があります)。

STEP
事前審査に申し込む

まずは事前審査に申し込みます。事前審査はAIも使用されていて、最短即日で結果を知ることができます。

事前審査においては書類は必要ありませんが、前年度年収が分かる資料・保険証等・お勤め先の概要が分かる資料等があると、申し込みがスムーズにできます。

三菱UFJ銀行の口座がある場合は、普通預金の口座番号とキャッシュカードの暗証番号により本人確認ができるため、お客さま情報の入力を一部省略できます。

なお、インターネットで事前審査を申し込むと、借り入れまでの手続きをネットで行うことになります。

紙面での申し込みや対面契約を希望する場合は、インターネットでは申し込まずにローン窓口で申し込む必要があります。

STEP
正式審査に申し込む

事前審査に通過した場合は、正式審査に必要な「住宅ローンマイページのご案内」が簡易書留で自宅に送られてきます。

マイページにログインし、正式審査のお申し込みと必要書類のアップロードを行います。

本人確認書類に加えて、物件に関する書類や収入に関する書類が必要になります。

その他、転職後3年未満の方は職歴書が必要になるなど、追加で書類が必要になる場合があります。

正式審査の時間や日数は、状況にもよりますが申し込みから10日間~2週間程度を目安と考えておくと良いです。

STEP
契約手続き

正式審査に承認されれば、住宅ローンの契約手続きを行います。

三菱UFJ銀行の住宅ローンは電子契約に対応していて、電子契約であれば来店する必要が無く、印紙税もかからないため便利です。

電子契約の基本的な手順は次の通りとなります。

  • Eメールで送付されるワンタイムパスコードを確認する
  • マイページからワンタイムパスコードを入力し契約書類確認画面へログインする
  • 契約書類の内容を画面で確認する
  • 電子署名ボタンをクリックして電子署名を行い、契約が完了

契約手続きのほか、三菱UFJ銀行側が指定する司法書士と、抵当権設定のため面談をする必要があります。

STEP
借り入れ

住宅購入資金等が不動産会社等に支払われ、借入が完了します。借入時の金利が適用され、返済がスタートします。

窓口で申し込む場合

三菱UFJ銀行の住宅ローンの申し込みはインターネットの他に三菱UFJ銀行の店舗でも対応しています。

窓口での申し込みの場合、ネット申し込みと比較して流れが異なる場合があります。

なお、住宅ローンは三菱UFJの全ての店舗で対応しているわけではなく、「ローン窓口」のある店舗で申し込む必要があります。来店の予約も可能なので、事前に予約しておくとスムーズに進みます。

窓口でのお申し込みであっても、契約の際には電子契約が利用でき、電子契約をすれば印紙税がかかりません。電子契約をする場合は、窓口のタブレット端末で事前審査を申し込みます。

お近くに三菱UFJ銀行の店舗があるか確認したい場合は、下記の店舗一覧を参照してください。

事前審査・本審査の審査時間

事前審査(仮審査)の時間は、オンラインで申し込んだ場合だと、最短即日で審査が完了します。場合によっては1~4営業日程度、長引いた場合は1週間程度を要することもあります。

本審査が完了すると三菱東京UFJ銀行より連絡があります。本審査の時間や日数は、本審査を申し込んでから10日~2週間程度が目安で、長引いた場合は3週間程度はかかることもあります。

申込みが混雑していたり、書類の不備などがあったりすると審査時間に影響が出ます。

申し込み情報や提出書類に関しては、出来る限りミスが無いようよく確認しておくと良いでしょう。

審査時間は申込者側でコントロール出来るものではないので、申し込んでから審査結果の連絡がない場合は、よほどの事がない限り気長に待つしかないのが実際のところです。

三菱UFJ銀行の住宅ローン 在籍確認

本審査をする際には、本当にその勤務先に在籍しているのかどうかを確認するため、三菱UFJ銀行の担当者が勤務先へ連絡をします(在籍確認)。

在籍確認は審査においては重要なので、住宅ローン審査においては特段の事情が無い限り行われるものだと考えておいてください。

なお銀行による在籍確認の場合、消費者金融等の在籍確認とは異なり在籍確認をする際には担当者が銀行名を名乗る可能性があります。もっとも三菱UFJ銀行は大手銀行なので、バレると恥ずかしいなどの心配はしなくても大丈夫だと思います。

三菱UFJ銀行住宅ローンの審査基準は?

三菱UFJ銀行住宅ローンの審査は、貸し付ける金額が高額なため厳しくおこなわれます。貸し付けたお金が、完済まで継続して支払いができるかを見極めることになります。

住宅ローン審査は各銀行や金融機関などで審査の基準があり、審査基準は機密事項となっていて、公表されることはありません。

そのため審査に落ちた場合も、審査に落ちた理由を知ることは出来ません。

住宅ローンの審査をする上で確認されるポイントは多岐にわたります。

その中でも「年収」「信用情報」「返済比率」といった部分が重要です。このほかにも、担保となる物件にどの程度の価値が認められるかや、年齢などが審査に影響する場合もあります。

信用情報

信用情報とは、各個人のクレジットカードやローンの利用歴等の情報のことで、信用情報機関が管理しています。

ローン等の延滞をしたり、自己破産や任意整理等を行ったりしていると信用情報にそのことが記載されるため、住宅ローン審査には通らないことがほとんどです。

延滞や債務整理の履歴は恒久的に残るわけではなく、解決した後一定期間(通常は5年、一部例外あり)が経過すれば、その情報は削除されます。

信用情報に傷が残っていないか気になる場合は、信用情報機関で開示手続きをすれば自分の信用情報を確認することが可能です。

返済比率

返済比率とは年収に対するローンの借入額(住宅ローン以外の借入も含む)の割合です。

返済比率は一般的には30~35%までに抑えるべきと言われていますが、万全を期すなら30%以内に抑えると審査に通りやすくなります。

三菱UFJ銀行のホームページ(Q&A)では「ローン返済は年収の35%までが目安」とされています。

安定収入を得ている場合でも、借入金額や借入件数が多く残っていると、トータルでの返済比率が高くなってしまうため、審査に落ちる可能性が高くなります。

三菱UFJ銀行のホームページで借入額の試算もできるので、借り入れを検討している場合は事前に試してみると良いです。

年収

住宅ローンは高額の借入で返済期間が長期にわたるので、年収の多寡はもちろんですが、それに加えて収入が安定しているかどうかが重要です。

転職して間もない場合や、収入が不安定な職業形態である場合、住宅ローン審査は通りにくくなるものと思われます。

本人の収入だけだと年収が足りない場合は、配偶者の収入を合算するといった方法もあります。合算できる金額の上限は、申込人の収入の1/2までとなります。

また、2名それぞれで住宅ローンを契約するペアローンを組むことも可能です。

仮審査や本審査などは、三菱UFJ銀行と保証会社が行うことになります。

仮審査では借入可能かどうかを判断するために必要になる借入額や年収等の情報をチェックしますが、本審査では実際に書類を確認して本当に借入が可能かどうか入念にチェックします。

事前審査(仮審査)に通過した場合でも、何らかの事情によって本審査で否決になることもあります。特に仮審査時と比較して申込内容が変化した場合は注意が必要です。

三菱UFJ銀行の住宅ローン審査に否決されたから、全ての銀行や住宅ローンの審査に通らない訳ではありません。他の銀行などを検討しましょう。

三菱UFJ銀行住宅ローンの特徴

金利

三菱UFJ銀行の住宅ローン金利は変動金利、全期間固定金利、固定金利から選択でき、それぞれの金利は下記の表の通りです(2024年現在)。

変動金利は市中金利によって金利が変動するいっぽう、固定金利は市中金利の上下に関わらず金利が固定されます。

固定金利は一定期間金利を固定し、固定期間終了後に再度金利タイプを選択するものと、全期間固定を金利するものがあります。

変動金利

変動金利は将来の金利が変わる可能性がありますが、2024年春現在は低金利状態というのもあって、かなり安い金利で借りることができます。

変動金利は固定金利に変えることができ、この際手数料(11,000円)を要します。ただしインターネットから手続きをすれば手数料は無料になります。

固定金利

一定期間金利を固定するプランで、固定金利期間は1年・2年・3年・5年・7年・10年・15年・20年から選択できます。

当初決めた期間が経過すれば変動金利または固定金利を選択します。変動金利にしたい場合は手続きは必要ありませんが、再度固定金利にする場合は手続きが必要です。

なお、変動金利を固定金利に変更する際に発生する金利変更手数料は固定金利期間終了後に再度固定金利を選択する場合も必要になります。

全期間固定金利

全期間固定金利の場合、借りてから完済までずっと金利は一定です。変動金利と比較して金利は高いですが、ずっと金利が変わらないので金利動向に煩わされずに済むメリットがあります。

固定金利が適用されている期間中は、変動金利に変えることはできませんので注意が必要です。
元利金の返済遅延(延滞)がある場合は、変動金利(または固定金利期間終了後)からの固定金利への変更はできません。

 金利
変動金利年0.345%~年0.475%(店頭表示金利 年2.475%)
固定金利3年:年0.74%~年0.87%(店頭表示金利 年3.47%)
10年:年0.98%~年1.11%(店頭表示金利 年3.76%)
20年:年1.89%~年2.02%(店頭表示金利 年5.62%)
全期間固定金利21~25年:年1.63%~年1.76%
26~30年:年1.72%~年1.85%
31~35年:年1.78%~年1.91%

なお、実際に適用される金利は申し込み内容や審査結果によって変わる場合があります。

女性の方が住宅ローンを借り入れしている場合、契約者の方が出産する時は、出産の前後6ヵ月以内に申し出ることで、申し出から1年間年0.2%金利引き下げがされるという特典もあります。

申し込み条件

三菱UFJ銀行の住宅ローンを申し込むには、原則として以下の条件を満たしている必要があります。

三菱UFJ銀行住宅ローンの利用条件
  • 年齢が借入時に18歳以上70歳の誕生日までで、80歳の誕生日までに完済ができる
  • 団体信用生命保険に加入が認められる(保険料は三菱UFJ銀行側が負担)
  • 日本国籍である、または永住許可等を受けている外国人である
  • 同一勤務先に満1年以上勤務されている方で、三菱UFJ銀行にて給与振込を利用している
  • 「スーパー普通預金(メインバンク プラス)」および「三菱UFJダイレクト」を利用している(または今後利用)

なお、三菱UFJ銀行の住宅ローンに年収に関する規定はありませんが、ホームページの借入額のシミュレーションの年収欄には200万円以上しか記入できないといったことから、年収は基本的に200万円以上が目安だと考えられます。

団信・付帯保険

三菱UDJ銀行で住宅ローンを借りる場合、団信(団体信用生命保険)への加入が必須です。

団信に加入していれば、契約者が死亡または後遺障害により住宅ローン残高を支払えなくなっても、代わりに保険会社が住宅ローンを支払ってくれるので、ローン残債が残るのを防ぐことができます。

団体信用生命保険の保険料は三菱UFJ銀行側が負担するので、金利の上乗せはありません。また通常の団信に加入できない場合でも、ワイド団信に加入できる場合があります。

より保障内容を充実させたい場合は、7大疾病保障付住宅ローンビッグ&セブン〈Plus〉を利用できます。

補償対象となる7大疾病は、3大疾病(ガン・脳卒中・急性心筋梗塞)と4つの生活習慣病(高血圧性疾患・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変)となります。

7大疾病保障付住宅ローンビッグ&セブン〈Plus〉は補償内容や支払方法が異なる2つの商品から選択できます。

3大疾病保障充実タイプ(金利上乗せ型)

ガン(上皮内ガンを除く)の診断、または脳卒中・急性心筋梗塞によって入院した場合、住宅ローン残高がゼロになります。

また、4つの生活習慣病において就業不能になった場合、住宅ローンの返済額が最大1年間保証され、就業不能状態が1年以上続いた場合は住宅ローン残高がゼロになります。

3大保障充実タイプを選択すると、住宅ローン金利は0.3%上乗せになります。

安心の保険料タイプ(保険料支払型)

7大疾病により就業不能になった場合、住宅ローンの返済額が最大1年間保証され、就業不能状態が1年以上続いた場合は住宅ローン残高がゼロになります。

また、総合先進医療特約が自動付帯するほか、オプションとして特定女性疾病や妊娠に伴う疾病に対する補償もあります。

安心の保険料タイプを選択すると、金利上乗せはありませんが毎月決められた保険料を支払う必要があります。

また、三菱UFJ銀行では住宅ローン契約者向けの火災保険も用意されています。

火災に加えて爆発や落雷による災害など、建物の損害をカバーできます。家財への補償を追加することもでき、盗難被害などへの備えも万全になります。

三菱UFJ銀行で住宅ローンを契約している場合、団体扱割引により一般の方よりも割安で火災保険を付帯することができます。

返済方法

三菱UFJ銀行住宅ローンの返済方法は元利均等返済と元金均等返済から選べます。

元利均等返済は月々決まった額(元金+利息)を返済し、元金均等返済は月々決まった元金に利息を加えた額を返済します。

また、年2回のボーナス月に返済額を増額するボーナス返済を利用する事も出来ます。増額返済に充てることができるのは、借入金額の50%以内とされています。

契約者特典

借入金額1,000万円以上、借入期間10年以上の住宅ローンを新たに借り入れした場合、利用可能期間内に各提供会社の商品・サービスを新たに購入・契約すると、提携会社特典が受けられます。

提携会社と利用可能期間は以下の通りです。

家電購入特典(新規借入、借り換えが対象)

株式会社ビックカメラ、株式会社コジマ(住宅ローン契約日より6ヵ月から1年以内)

引越特典(新規借入が対象)

アート引越センター株式会社(住宅ローン契約日より1年以内)

ホームセキュリティ(新規借入が対象)

セコム株式会社、綜合警備保障株式会社(ALSOK綜合警備保障)、株式会社全日警からいずれか1社(住宅ローン契約日より1年以内)

Pontaポイントが貯まる

スーパー普通預金(メインバンク プラス)を利用している方が三菱UFJ銀行で住宅ローンを借りている場合、三菱UFJダイレクトでの「ポイントサービス申込」によって毎月50ptのPontaポイントが貰えます。

三菱UFJ住宅ローン概要まとめ

スクロールできます
金利上記参照
利用できる人年齢が借入時に18歳以上70歳の誕生日までで、80歳の誕生日までに完済ができる

団体信用生命保険に加入が認められる(保険料は三菱UFJ銀行側が負担)

日本国籍である、または永住許可等を受けている外国人である
ご融資金額500万円以上1億円以内
※年収によって別途制限あり
借入期間2年以上35年以下(1年単位)
※全期間固定金利は21年以上35年以内
返済方法元利均等返済方式または元金均等返済方式
事務手数料借入金額×2.20%(税込)
一部返済手数料インターネット:無料
テレビ窓口:5,500円
窓口:16,500円
期限前完済手数料インターネット:16,500円
テレビ窓口:22,000円
窓口:33,000円
金利変更手数料11,000円
※インターネットから手続きをすれば無料
団体信用生命保険加入必須
保証料無料
保証人原則必要なし
※保障人を求められる場合もあります
在籍確認あり
遅延損害金年14%

三菱UFJ銀行で住宅ローンを借りるメリット

三菱UFJ銀行の住宅ローン メリット
  • インターネット、窓口の両方で申し込みや相談、手続きができる
  • 疾病保障が充実している
  • 契約者向けの特典が多い

三菱UFJ銀行はインターネットからの手続きはもちろん、必要な場合は窓口で対面相談や申し込みが可能です。

忙しくて窓口に行くのが難しい方や、インターネットでの手続きが苦手な方など、どなたでも問題なく利用できます。ネットから事前審査を申し込むと最短即日で事前審査の結果を知ることができます。

三菱UFJ銀行の住宅ローンは団信の他に疾病保障や火災保険を付帯させることもできるので、もしもの時にも安心です。

また、提携会社における特典やPontaポイントサービスなど、住宅ローン契約者向けの特典も多くあります。

女性の契約者の方であれば、出産の際に一定期間金利の割引も適用されるという特典もあります。

三菱UFJ銀行住宅ローンに関するQ&A

電話で相談や申し込みはできますか

電話での申し込みには対応していませんが、電話で住宅ローンに関する相談をすることは可能です。電話番号や対応時間は下記の通りです。

0120-860-777
毎日9:00~17:00(1/1~1/3,5/3~5/5を除く)
音声ガイダンスが流れた後に5→1を押す

フラット35は取り扱っていますか

三菱UFJ銀行ではフラット35を取り扱っていないので、フラット35で借りたい方の場合は別の金融機関を検討する必要があります。

フラット35を取り扱っている金融機関はアルヒや楽天銀行、住信SBIネット銀行などが有名です。

フラット35と比べて審査は厳しめだと思われますが、三菱UFJネット銀行では全期間固定金利のプランを取り扱っているので、そちらを申し込むのも一考です。

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