SBI新生銀行住宅ローン審査に通らない審査に落ちる理由は何?

SBI新生銀行住宅ローン審査に通らない審査に落ちる理由は何?

SBI新生銀行のパワースマート住宅ローンは、変動金利や固定金利、長期固定金利(全期間固定タイプ)、ステップダウン金利など、様々な金利プランが用意されていて、ご自身の状況に適した金利プランを選択することができます。

SBI新生銀行の申し込みはWeb/郵送で行うことができ、転職直後でも申し込みができます。

新生銀行住宅ローンでは、病児保育や家事代行・ハウスクリーニングなどの生活サポートがプラスされている安心パックW(ダブル)等の独自のプランもあります。

ここでは、そんなSBI新生銀行の住宅ローンについて、審査基準や審査時間、申し込みの流れ、金利等について解説していきます。

SBI新生銀行はかつて「新生銀行」と呼ばれていましたが、2023年1月4日には社名を「新生銀行」から「SBI新生銀行」に改めています。

目次

SBI新生銀行住宅ローン申し込みから契約までの流れ

SBI新生銀行の住宅ローンの申し込み方法は、「WEB」または「郵送」から選択できます。

申し込みから契約までの流れは下記の通りです。

STEP
審査申し込み

SBI新生銀行の住宅ローンは他の銀行住宅ローンとは違い、事前審査が必須ではありません。希望する場合は、事前審査を申し込むことができます。

申し込み方法にはWebと郵送がありますが、Webであれば最短でお手続きが可能です。郵送で申し込む場合は、SBI新生銀行HPから申込書をダウンロードします。

事前審査を希望する場合は、申し込む際に選択してください。

途中で入力をやめても入力内容は保存されるので、後から再開することが可能です。

STEP
必要書類の提出

申し込み後は必要書類を提出します。

約5営業日を目安に審査に必要な書類の案内が発送されてきます。審査時の必要書類を用意のうえ、「住宅ローン マイページ」へログインし書類をアップロードしてください。

必要書類の提出とあわせて、団体信用生命保険(団信)への申し込みが必要です。また、書類は郵送で提出することもできます。

なお、申し込み時点で口座を持っていない場合は住宅ローン審査の過程で総合口座パワーフレックスが開設されます。

口座開設が完了すれば、郵便物(キャッシュカード・暗証番号通知書)が届きます。

STEP
契約手続き

郵送または電話で審査結果の連絡があります。審査が通った場合は、契約手続きに進みます。

電話でSBI新生銀行側の担当者と契約内容(借入金額、期間、金利タイプ等)を打ち合わせし、確定します。

契約の手続きは電子契約サービスで行います。 電子契約にあたっては、SBI新生銀行から送られてくる手続きに関するSMSや郵送物が必要です。

電子契約であれば、来店の必要が無く「収入印紙」の貼付が不要なので、金銭的にもお得になります。

また別途、SBI新生銀行側が指定する司法書士より抵当権設定に関する手続きの案内があります。

STEP
借入

契約から7営業日後を目安に融資が実行されます。

融資が実行され次第、返済がスタートします。

SBI新生銀行住宅ローンの審査時間の目安

住宅ローンの審査時間は、通常1~2週間程度が目安です。審査の混雑状況などによって、審査時間は前後します。

書類に不足があると、追加書類の提出が完了するまで審査が進まなくなるので、なるべく不足が無いよう確認しておきましょう。

SBI新生銀行の住宅ローンでは、申込んでから融資までにかかる時間は約1ヵ月半程度が目安で、早ければ1カ月程度で行えることもあります。

SBI新生銀行の住宅ローン 在籍確認

住宅ローンの審査の過程においては、ほとんどの場合勤務先へ在籍確認が行われます。

在籍確認とは、勤務先へ電話で連絡をして本当にその人が在籍していることを確認するというものです。

なお消費者金融等の審査では在籍確認時は担当者が会社名を明かさずに個人名を名乗りますが、銀行の在籍確認の場合は、担当者が個人名だけでなく銀行名を名乗るケースも多いです。

SBI新生銀行住宅ローン審査に通らない審査に落ちる理由

住宅ローンの審査は、貸し付ける金額が高額で返済期間も長いため厳しく行われるのが原則で、貸し付けたお金が完済まで継続して支払いができるかを見極めることになります。

住宅ローン審査の場合には、各銀行や金融機関などで審査の基準があります。

SBI新生銀行の住宅ローン審査に否決される理由は申込者によって異なり、審査基準や審査落ちの理由が公表されることはありません。

審査基準や審査の厳しさは金融機関によって多少違いがありますが、住宅ローンの審査で見られる基本的なポイント自体は、どこの金融機関でもそこまで違いはありません。

ただし、金融機関によって重視する項目は違うことがあり、特に大手銀行やネット銀行等の住宅ローンの場合、勤務形態や勤務年数など厳しく見る項目が増える傾向にあり、審査は厳しい傾向にあります。

主な審査のポイントとしては、下記のようなものが挙げられます。

住宅ローンの審査で見るポイント
  • 年収や勤続年数、勤務形態
  • 信用情報
  • 返済比率
  • 健康状態(団信の審査)
  • 担保住宅の価値 など
年収や勤続年数、勤務形態

先述したように住宅ローンの借入は高額かつ返済期間も長いので、一定の安定した収入が見込めるかどうかが重要になります。

年収の額はもちろんですが、勤続年数も見られるポイントで、転職直後の場合だと審査でマイナスに見られることがあります。

SBI新生銀行の住宅ローンは、原則として正社員または契約社員の方が対象となっているので、パート等の方だと申し込みできない場合があります。

また、申し込み条件は連続した就業2年以上とされていますが、同一企業で就業している必要はないため、転職直後であっても申し込みは可能です。

自営業の方では、業歴2年以上、かつ2年平均300万円以上の所得が申し込みの条件です。

他の住宅ローンだと、自営業の方の場合は3年分の書類が必要になる事が多いですが、SBI新生銀行であれば2年分で申し込みができます。

信用情報

信用情報とは各個人のクレジットカードやローンにおける利用歴等が保存された情報のことで、信用情報機関と呼ばれる会社が管理しています。

クレジットカードやローンで延滞をしていて、そのことが信用情報に残っていると審査に影響が出ます。また以前に債務整理をしていた場合も、信用情報に残ってしまいます。

特に銀行は信用情報には比較的厳しいと言われていて、信用情報にマイナスになる情報がある(いわゆるブラックリスト)と、審査には通らない事がほとんどだと思われます。

なお延滞歴や債務整理歴等は、解決後一定期間(通常5年、例外あり)が経つと消去されるため、解決さえしていれば恒久的に残ることはありません。

返済比率

返済比率とは、住宅ローン以外も含むすべてのローンの年間の返済額の、年収に対する割合のことです。

一般的には返済比率は30~35%までに抑えるべきとされていますが、できれば返済に無理が生じないことと審査に影響が出ないよう、大きくても30%以内には押さえておくのがおすすめです。

返済比率が大きかったり、他ローンの返済額や返済件数が多い場合、本当にローンを返済できるのか疑問視されてしまい、審査に落ちることがあります。

健康状態

住宅ローンでは基本的に団信への加入が必須です。

団信とは、契約者が死亡または高度障害などによって住宅ローンを返済できなくなったときに、残高を補償するというものです。

団信へ加入する際には審査が行われ、健康状態等を確認します。そのため、住宅ローンを契約するには、ローンの審査に通るかは言うまでもないですが、それに加えて団信へ加入できるかどうかもポイントになります。

担保住宅の価値

住宅ローンの融資を受ける際には、返済が出来なくなったときに備えて、原則として購入する住宅を担保にすることになります。

この担保住宅にどの程度の価値があるかどうかも、審査に影響します。担保住宅の価値が大きいほど、審査に通りやすくなります。

審査基準は銀行によって微妙に異なり、新生銀行の住宅ローンに通過しなくても他で住宅ローンに通る可能性はあります。

審査に落ちた場合は他の金融機関の住宅ローンをあたってみると良いです。

SBI新生銀行住宅ローンの概要

SBI新生銀行住宅ローンの金利一覧

SBI新生銀行の住宅ローンでは、下記4つの金利プランがあります。

  • 変動金利
  • 当初固定金利
  • 全期間固定金利
  • ステップダウン金利

変動金利は市中金利に応じて金利が上昇していくいっぽう、固定金利は市中金利にかかわらず決められた期間の間は借入した時の金利で固定されます。

また、SBI新生銀行ではステップダウン金利と呼ばれる、年数が経つにつれ金利が低下していくというプランが用意されています。

変動金利/当初固定金利の金利一覧(2024年3月現在)

変動金利/当初固定金利の金利は下記の通りです。当初固定金利では、期間終了後に改めて固定金利か変動金利を選択できます。

手続きをしなかった場合は、自動的に変動金利になります。また当初固定金利を選択する場合5,500円の手数料がかかります。

金利タイプ金利(定率型)金利(定額型)
変動金利(半年型)年0.42%年0.65%
当初固定金利1年年0.75%年0.90%
3年年0.65%年0.80%
5年年0.70%年0.85%
7年年0.80%年0.95%
10年年0.95%年1.05%
15年年1.20%年1.35%
20年年1.35%年1.50%

全期間固定金利の金利一覧

全期間固定金利では、返済までずっと借り入れ時の金利のまま固定され、借入期間中に金利の見直しはありません。

全期間固定金利の場合の金利は下記の通りです。

金利タイプ借入金利(定率型)借入金利(定額型)
21-25年年1.35%年1.50%
26-30年年1.45%年1.60%
31-35年年1.55%年1.70%

ステップダウン金利の金利一覧

ステップダウン金利では、最初の金利は固定金利の金利より高いですが、年数が経過するにつれて以下の様に金利が低くなっていきます。

固定金利と同じように、期間中に金利を変更することはできません。

金利タイプ借入期間スタート金利
25年21年以上25年以内(1年単位)年1.50%
30年26年以上30年以内(1年単位)年1.60%
35年31年以上35年以内(1年単位)年1.70%
1~10年目スタート金利
11~15年目スタート金利×90%
16~20年目スタート金利×80%
21~25年目スタート金利×70%
26~30年目スタート金利×60%
31~35年目スタート金利×50%

なお、ステップダウン金利を利用する場合、以下のような点に留意する必要があります。

  • 返済方法に半年毎増額返済(ボーナス返済)を利用できない
  • 付帯サービスである安心パックW(ダブル)、安心パックSは利用できない
  • 団体信用生命保険としてガン団信は利用できない

SBI新生銀行の住宅ローンを利用できる人

SBI新生銀行の住宅ローンを利用するには以下のような条件を満たす必要があります。以下の条件を満たさない場合、申し込みはできませんので注意してください。

新生銀行の住宅ローンの申込条件
  • 借入申込時の年齢が20歳以上65歳以下で、かつ、完済時年齢が80歳未満である
  • 団体信用生命保険への加入資格を有する
  • 連続した就業2年以上、かつ前年度税込年収が300万円以上の正社員または契約社員である
  • 自営業の方については業歴2年以上、かつ2年平均300万円以上の所得(経費控除後の金額)を有する
  • 日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有しない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人となる必要があります)。
  • その他SBI新生銀行が指定する所定の資格・要件を満たしている
  • 当行に総合口座パワーフレックスを開設している

SBI新生銀行住宅ローンの団信

団体信用生命保険(団信)は、契約者が死亡または高度障害等になって収入がなくなってしまった場合において、住宅ローン残高がゼロになるという保険です。

SBI新生銀行の住宅ローンでは、団信への加入が必須となっています。団信は「一般団信」「ガン団信」「安心保障付団信」から選択出来ます。

それぞれの団信の概要をまとめると下記の通りです。

団信の種類一般団信ガン団信一般団信+安心保障付団信
死亡・高度障害
がん××
所定の要介護状態××
上乗せ金利なし0.1%上乗せなし
加入年齢20~65歳
ローン完済時80歳未満
20~49歳
ローン完済時80歳未満
20~65歳
ローン完済時80歳未満
団信保障上限金額2億円1億円1億円

ガン団信では、所定の悪性新生物(がん)に罹患したと医師により診断確定された場合、または余命6ヵ月以内と判断された場合に、住宅ローンの残高が補償されます。

安心保障付団信では、不慮の事故等により所定の要介護状態になった場合に、住宅ローン残高が補償されます。

団体信用生命保険としてガン団信を選ぶ場合には、借入時の年齢が満50歳未満である必要があり、1億円超の借り入れはできません。

なお、一般団信(団体信用生命保険)の対象となる残高は2億円までとなっています。2億円を超える残高が生じる場合、超える部分については別途生命保険に加入する必要があります。

SBI新生銀行住宅ローンの事務取扱手数料

事務取扱手数料は「定額型」か「定率型」かによって異なります。

定率型の場合、融資額の2.2%の手数料が発生します。定額型の場合は、融資手数料は55,000円です。

「パワースマート住宅ローン安心パックW(ダブル)」、「パワースマート住宅ローン安心パックW(ダブル)<東急グループプラン>」、 「パワースマート住宅ローン安心パックS」の場合、事務手数料は110,000円です。

SBI新生銀行住宅ローンの繰上返済手数料

SBI新生銀行の住宅ローンでは繰上返済を無料で行うことができ、繰上返済手数料は発生しません。

また、SBI新生銀行の住宅ローンでは自動繰上返済(スマート返済)を利用できます。

スマート返済は予め指定しておいた円普通預金残高額を1万円以上上回った場合に、当該1万円を含めて指定残高を上回った金額を、自動的に毎日(銀行休業日を除きます)繰上返済ができるというサービスです。

安心パック

SBI新生銀行の住宅ローンでは、「安心パック」という付帯サービスがついたプランがあります。

安心パックに加入した場合、最初に支払う事務手数料が高くなりますが、その後に追加費用や金利の上乗せ等が発生する事はありません。

安心パックなし安心パックW安心パックS
事務手数料(税込)5.5万円11万円11万円
病児保育サービス
家事代行サービス
自然災害時債務免除特約
病児保育サービス

お子さまが病気になった場合、専門スタッフが預かってくれます。(回数・地域限定)

家事代行サービス

掃除・料理・洗濯などの家事をプロの専門スタッフが手伝ってくれます。(回数・地域限定)

自然災害時債務免除特約

自然災害時において、月々の返済額を一定期間免除します。

なお、「安心パックW」「安心パックS」を利用するには、「借入金額1,500万円以上、かつ借入期間25年以上」である必要があるほか、手数料定額型の「当初固定金利タイプ」または「長期固定金利タイプ」を選ぶ必要があります。

SBI新生銀行住宅ローン 概要まとめ

スクロールできます
金利変動金利
当初固定金利
全期間固定金利
ステップダウン金利
※詳細は上記参照
ご融資金額500万円以上3億円以内(10万円単位)
借入期間5年以上35年以内(1年単位)
事務手数料定額型:55,000円(税込)
定率型:融資額の2.2%
団体信用生命保険加入が必須
団体信用生命保険料無料
※団信の種類に応じて別途金利上乗せあり
保証料0円
繰上返済手数料0円
保証人原則として不要
在籍確認あり
遅延損害金年14%
ご利用いただける方上記申込条件を参照
シミュレーションシミュレーションシステムあり

SBI新生銀行住宅ローンのメリット

SBI新生銀行の住宅ローンでは、金利が割安な「手数料定率型」・事務手数料が割安な「手数料定額型」があり、金利または手数料が割安になります。

一部繰上返済手数料・団体信用介護保障保険料、保証料は0円であり、また団体信用生命保険の保険料も新生銀行が負担してくれます。

SBI新生銀行の住宅ローン団信では、要介護状態になったときに補償を受けられる安心保障付団信に金利上乗せなしで加入することが可能です。また、0.1%の金利上乗せでガン団信も選択できます。

新生銀行住宅ローンのメリット
  • 金利や事務手数料が割安にできる
  • 保証料や一部繰上返済手数料が無料
  • 安心保障付団信やがん団信へ加入できる

SBI新生銀行に関するよくある質問

収入合算について教えてください

夫婦や親子などで収入を合算して住宅ローンを組むことを収入合算といいます。

収入合算をすることで、審査に通りやすくなったり、融資額を大きくすることができます。

合算者は以下の条件を満たしている必要があります。

  • 申込時の年齢が、20歳以上65歳以下である
  • 前年度の税込年収が200万円以上である
  • 自営業の方については、2年平均200万円以上の所得(経費控除後の金額)を有する
  • 申込人の配偶者、父母、義父母、子、または子の配偶者のいずれかである

また、収入合算をする場合、合算者は連帯保証人となる必要があります。

約定返済日に引き落としできなかった場合、次の引き落とし日はいつですか

返済口座である円普通預金に入金次第、翌営業日以降に自動的に引き落としされます。

引き落とし日に引き落としできなかった場合は、お金が準備出来次第、新生銀行の返済に使っている口座に入金すればOKです。

SBI新生銀行以外の銀行口座を返済用の口座にできますか

SBI新生銀行住宅ローンの返済用の口座は、SBI新生銀行の口座のみとなっています。他の銀行の口座を返済用の口座にすることはできません。

なおSBI新生銀行の銀行口座を持っていなくても申し込みは可能で、その場合は先述したように審査の段階で新たに口座が作られます。

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