自己破産後の賃貸契約は保証会社の社内ブラックに注意

自己破産後に家を借りるマイホーム・賃貸

自己破産していて家やアパート・マンションの賃貸が借りれるのかという心配があると思います。
結論から言うと借りれますが、家賃保証会社を利用する場合には注意が必要です。

自己破産者や債務整理者が影響を受けるブラック情報は、個人信用情報機関に登録されている金融事故情報です。

これらはカード発行や融資、割賦の際に照会される情報であって不動産の賃貸契約時などでは照会できません。

自己破産していても保証会社の社内ブラックに気を付ければ賃貸契約はできる

自己破産で破産宣告したからと言って、家やアパート・マンションが借りれないということはないのですが、過払い請求や利息制限法の金利引き下げによって、サラ金とよばれる消費者金融の一部は不動産の賃貸契約の保証会社に転向しました。

クレジットカードを発行する信販会社も新規事業として、不動産の賃貸契約の保証会社を始めました。色々問題を起こしてしまった方は、不動産屋さんに相談する方が良いと思います。

URの賃貸がおススメです。

しかしながら、保証会社としては個人情報機関に債務状況を問い合わせすることはできません。ですから、金融事故があってブラックであろうが、自己破産していようが保証会社にはわからないのです。ただ注意しておかなければならない点があります。

注意点1.家賃を保証会社に立て替えてもらっていないこと

社団法人「全国賃貸保証業協会」では滞納情報を加盟社で共有していますので、家賃の延滞を保証会社に立て替えてもらった場合には、99%通りません。1%は間違いもあり得るということです。

全国賃貸保証業協会に登録される内容
  • 氏名
  • 生年月日
  • 旧住所
  • 電話番号
  • 免許証番号等の個人特定番号
  • 保証対象物件名・部屋番号
  • 保証対象物件住所
  • 保証開始日
  • 月額賃料
  • 保証終了日
  • 入金額
  • 代位弁済残高など

情報の登録期間は保証委託契約の終了から5年間(滞納があった場合は債務が消滅して5年間)です。

注意点2.保証会社が信販会社

家賃保証が信販会社の場合、保証契約としてCICへ個人情報を照会します。自己破産から5年以上経っていなければ、少し難しいかもしれません。信用情報機関に破産情報が載る期間は、免責が確定して5年です。5年経っていなくても、通ったケースは多いです。

社内ブラックと呼ばれる合併情報には気を付ける必要があります。

注意点3.社内ブラックに気を付ける

社内ブラックとは、合併した消費者金融やクレジットカード会社、銀行同士で悪い信用情報も良い信用情報も共有していることで、金融業界ではこれがブラックリストです。ブラックではないはずなのに審査に通らない場合に考えらることの一つに、社内ブラックというものがあります。

貸金業法の改正と過払い金の返還で消費者金融は合併を繰り返し、生き残りをかけるようになってきたのです。合併した消費者金融同士で悪い信用情報も良い信用情報も共有していることで、通るはずと思っていたクレジットカードやローンが通らなかったということがあるのです。

注意点4.保証人が保証会社と過去にトラブル

保証会社も付けて連帯保証人も付けるというのはおかしいと思いますが、現状は保証会社と連帯保証人がセットでの賃貸契約になっています。その時、連帯保証人が過去に家賃保証会社に延滞家賃を立て替えてもらっていた、というケースがあります。この場合には、契約者本人に問題が無くても通りません。

住宅の賃貸借契約でしたら、免責確定から5年以上経過していて無職でなければ、保証会社の審査が通る可能性があります。

借りたい物件があなたの収入、職業、保証人、過去の賃貸滞納記録などに問題がなければ普通に審査が通ります。しかしながら、保証会社のカード払いを指定している場合や保証会社が金融系で社内ブラックになっている場合、もしくは官報情報を社内で蓄積している場合は厳しいと思います。

家賃保証会社が加盟する家賃情報共有機関

独立系保証会社については、各社の加入団体によって情報共有が異なります。 主な団体は一般社団法人全国賃貸保証業協会(LICC)と一般社団法人 賃貸保証機構(LGO)です。

情報の登録期間は保証委託契約の終了から5年間(滞納があった場合は債務が消滅して5年間)です。

家賃情報

氏名、生年月日、旧住所、電話番号、免許証番号等の個人特定番号、 保証対象物件名・部屋番号、保証対象物件住所、保証開始日、月額賃料、 保証終了日、入金額、代位弁済残高などを記録しています。

全国賃貸保証業協会(LICC)に加盟する家賃保証会社

全国賃貸保証業協会(LICC)に加盟する家賃保証会社を50音順に記載しました。

アーク株式会社(岩手県)https://www.ark-net.co.jp/
株式会社アルファー(鹿児島県)https://alpha-k.jp/
エルズサポート株式会社(東京都)https://www.ls-support.co.jp/
株式会社近畿保証サービス(兵庫県)http://www.kinkihosho.com/
興和アシスト株式会社(大阪府)https://www.kowa-assist.jp/
ジェイリース株式会社(東京都)https://www.j-lease.jp/
全保連株式会社(沖縄県)https://www.zenhoren.jp/
賃住保証サービス株式会社(千葉県)https://www.starts.co.jp/guarantee/
ニッポンインシュア株式会社(福岡県)https://www.nipponinsure.jp/
ホームネット株式会社(東京都)https://www.homenet-24.co.jp/
株式会社ランドインシュア(東京都)https://www.landinsure.co.jp/
株式会社ルームバンクインシュア(東京都)https://roombankinsure.com/

賃貸保証機構(LGO)に加盟する家賃保証会社

賃貸保証機構(LGO)に加盟する家賃保証会社を記載しました。

株式会社ラクーンレント(東京都)https://raccoon-rent.jp/
株式会社Casa(東京都)https://www.casa-inc.co.jp/
日本セーフティー株式会社(大阪府)https://www.nihon-safety.co.jp/
ハウスリーブ株式会社(東京都)https://www.house-leave.com/
フォーシーズ株式会社(東京都)https://www.4cs.co.jp/

自己破産の社内ブラックリストの登録者数が多い三井住友フィナンシャルグループ

三井住友フィナンシャルグループには、プロミス・SMBCモビット・セディナがあります。三井住友フィナンシャルグループはかなり複雑な合併をしているので気を付けて下さい。

グループでなくても、審査は三井住友カードが審査するクレジットカード会社が増えていることには注意が必要になります。
(例)ドコモのクレジットカードdカードは、三井住友カードが審査をしています。

セディナ

セディナはリフォームローンやマイカーローン、ディーラーローンでかなりの確率で扱われています。そのセディナでローンを組む場合注意しなければならないのは、オーエムシーカード(OMC)・セントラルファイナンス(CF)・クオークで延滞や過払い請求をしていないかということです。

株式会社オーエムシーカード(OMC)・株式会社セントラルファイナンス(CF)・株式会社クオークの3社が2009年に合併して、セディナとなりました。

2020年株式会社セディナは、SMBCファイナンスサービス株式会社と合併し社名を変更しました。

プロミス

プロミスとSMBCモビットはテレビコマーシャルでお馴染みですが、プロミスは過去に大きな吸収合併をしていますので注意が必要です。

プロミスは、過去に三洋信販が運営していたポケットバンク・アットローン・クラヴィスを吸収合併しました。

クラヴィス

クラヴィスは、大阪で営業を行っていた消費者金融です。設立当初はリッチ株式会社と言う名称でした。2000年になるとプロミスの子会社となります。その後、複数の会社と合併を繰り返し会社名を「ぷらっと」、「クオークローン」、「タンポート」と変更していきました。

最終的にクラヴィスという社名に落ち着きましたが、過払い金問題などによりクラヴィスは2012年に破産しました。

三洋信販

三洋信販(本社福岡)が運営していたポケットバンクはCMでは有名人を多数採用することでその認知度を高めていきました。

また自己資本率が高く、堅実な経営とされていましたが、2000年台に入ると過払い金問題や、顧客取引履歴の改ざんが明るみに出るなどして金融庁から業務停止命令を受けるなどして経営が怪しくなります。そして2010年にプロミスに吸収合併されました。

アットローン

@ローンは、さくら銀行や住友銀行などが出資していたことで、初めて銀行系の消費者金融会社として有名になりました。

IT技術や統計分析を利用した審査体制の構築や少人数での運営によって低金利の商品を提供していましたが、プロミスがアットローンの大株主になります。

当初はプロミスとの差別化が出来ていたのですが、貸金業法の改正により差別化も難しくなり2011年にアットローンはプロミスに吸収されました。

合併後の三菱UFJフィナンシャル・グループ

三菱UFJフィナンシャル・グループはあまり複雑ではありませんが、大多数の銀行や農協のローンやクレジットカードの保証会社としてアコムやニコスが参入しています。

三菱UFJフィナンシャル・グループには、アコムとニコス NICOS(日本信販)があります。

キャッシュワンはアコムの子会社でしたが、現在はじぶん銀行に事業が譲渡されており、じぶん銀行にもアコムから出向しています。

アコム

アコムの前身は兵庫県神戸市にあった「糸丸呉服店」です。呉服店として商売を行っていたのですが、質屋業に転向し最終的には消費者金融業者になりました。

アコムは業界初の自動契約機「むじんくん」や年中無休・24時間稼働のATMを導入など先進的なサービスを投入し拡大してきましたが、貸金業法の改正により資金繰りが悪化し、2004年に三菱東京フィナンシャル・グループとの資本提携を結ぶことになり、2008年には三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社になりました。

キャッシュワン

当初は東京三菱銀行の出資のもとで、東京三菱キャッシュワンとして設立され、銀行系消費者金融としてアコムの協力により業務がスタートしました。そのため他の消費者金融と違い低金利で貸付を行っており、銀行系の消費者金融ということで、安心感があり人気を高めました。

その後アコムとMUFGが資本提携を行ったことでキャッシュワンはアコムの子会社となります。2009年にはアコムに吸収合併され、東京三菱キャッシュワンはなくなりました。しかし、キャッシュワンの名義はアコム内の別ブランドとして生き残ります。

現在はじぶん銀行に事業が譲渡されました。現在、キャッシュワンの新規の申込みは受付していませんが、新規お申込みの場合、じぶんローンを申込むことになります。じぶんローンの保証会社はアコムです。

家賃保証に力を入れている新生銀行グループ

新生銀行グループは家賃保証などにも力を入れています。新生銀行グループにはレイク・ノーローンのシンキ(姫路発祥)・アプラス・アルファ債権回収株式会社・昭和リースがあります。

レイクは過去にGEキャピタルに買収されたことがあるので、GEキャピタルに悪い情報がある方は注意が必要です。

レイク

「ほのぼのレイク」といったキャッチコピーで有名なレイクも新生銀行グループに買収されてしまいました。90年台後半にレイクはGEキャピタルという外資系企業に買収されます。しかし、2000年台の貸金業法改正により過払い請求等で経営が悪化し、2008年には新生銀行に買収され同銀行の完全子会社になりました。

新生銀行カードローン レイクは2018年3月31日を持ちまして、新規お申込受付を停止いたしましたが、2018年4月1日より、新生銀行グループの後継商品として新生フィナンシャル「レイクALSA」の商品の販売を開始いたしました。

ノーローン

ノーローンは返済しきれば何度でも1週間無利息のサービスを受けることが出来るので人気がります。当初は信起商事株式会社という社名で兵庫県姫路市を中心に西日本方面で事業を行っていました。

1984年にのシンキ株式会社に社名変更します。2002年に新生銀行が筆頭株主となり、現在では完全子会社となっています。

オリエントコーポレーション

オリコで知られるオリエントコーポレーションは、独自路線で特に信用金庫のローンやクレジットカードの保証会社になっている場合が多いです。当然オートローンにも力を入れているので、かなりの確率で目にする機会があります。

利用したことのない方や利用実績のある方には、かなり審査は緩い方だと思います。私事ですが、自己の援用をしたので一生使えない信販会社となりましたが、時効の援用後は迅速に個人信用情報機関への登録も抹消してもらえましたので、感謝しています。

2006年(H18年)11月楽天KC株式会社のクレジット事業部門を承継しています。

自己破産後の自営業者が気を付けるべきJトラストグループ(日本保証)

Jトラストグループは現在保証事業をやっていて、過去に自営業者だった方は要注意です。

現在存在しない会社ですが、ロプロ・日栄・プリーバ・ステーションフィナンスのスタッフィが関係しています。

ロプロ・日栄

日栄からロプロに社名変更し、ロプロは武富士の債権を持って日本保証という会社になりましたが、現在はJトラストグループ。

プリーバ・クレディア

プリーバは、2000年に当時ネットキャッシングが発達していない中でネットキャッシングを始め、東証一部上場のクレディアという消費者金融が運営していましたが、貸金業法の改正や過払い金問題などで業界の環境が変化するとJトラストフィナンシャルサービスの子会社となりましたが、株式会社ロプロに吸収合併され、現在Jトラストグループになっています。

スタッフィ

スタッフィは阪急電鉄の子会社の株式会社ステーションフィナンスとして消費者金融事業を行っていました。そのためステーションフィナンスのスタッフィは知名度は高いものでしたが、2009年に親会社の阪急阪神ホールディングスが株式会社ステーションフィナンスの売却し、Jトラスト・フィナンシャルサービスになります。

しかし、このJトラスト・フィナンシャルサービスも2010年に株式会社ロプロに吸収合併され消滅し、現在はJトラストグループになりました。

自己破産後にお金を借りる場合にはアイフルの合併に注意

アイフルは大手消費者金融が政府の思惑で軒並み銀行に吸収合併される中、アイフルと武富士だけ頑なに銀行との提携や合併を拒否し続けました。アイフルと武富士の社長だけが日本人でなかったことが関係していると推測されます。

アイフルの過去の関係会社は、シティズ(本社熊本)・ワイド・ハッピークレジットで、シティズは熊本に本社があった自営業者向けローンがあった消費者金融です。元大阪府知事・元大阪市長の橋下徹(はしもととおる)氏が顧問弁護士を努めていました。

過払い請求に拍車をかけたのが、このシティズだけが日本で唯一貸金規制法を完全に守った営業をしていたにも拘わらず、過払い請求が認められた判決が出てしまったことが原因です。

ワイド

ワイドは準大手の消費者金融としてかつて知られていましたが、2004年にアイフルの完全子会社になりました。

現在、ワイドは社名をアペンタクルに変更し債権回収業務のみを行っているみたいです。

ハッピークレジット

ハッピークレジットは元々アイフルの完全子会社として設立されました。ですが不況もあり2004年に「ハッピークレジット」、「進和」、「山陽三洋信販」の三社が合併し、アイフルの子会社トライト株式会社になります。

しかし、2007年には新規の貸付を停止し返済のみを受け付けるようになり、現在は、社名を株式会社ギルドに変更しております。ギルドは現在アイフルの子会社でもなくなっています。

その他の社内ブラックに気を付けなければいけない有名消費者金融

アイク

アイクは最初は外資系金融企業の子会社として設立された後、2003年に「ディックファイナンス」と「ユニマットライフ」と合併しCFJ株式会社になりました。

そのためアイク自体はこの時点で消滅してしまいました。

ユニマットレディス

ユニマットライフとして創業当初から女性のみを対象にしたレディスキャッシングを行っていました。

その為顧客対応は女性スタッフしか行わないなど、女性が利用しやすい環境を作り上げ、ユニマットグループの中核として数えられていましたが、アイクとディックと合併しユニマットグループとの関係は切れています。

ディックファイナンス

元々ダイエーグループの消費者金融ですたが、ダイエーの経営が悪化し外資系企業に売却されます。

その後、アイクとユニマットレディースと合併しCFJになります。

CFJの事業は大幅に縮小し、現在は新規貸付を停止し債権の回収のみ行っています。

SBIイコール・クレジット

SBIイコール・クレジットはネット完結型のキャッシング事業を展開していましたが、貸金業法の改正などで環境が大きく変化し、現在は、過去の債権の整理といった業務を行っているようです。

GMOネットカード

現在ネット証券やFX、他にも格安SIMなど幅広く事業を行っているGMOインターネット株式会社のカードローンで、「オリエント信販」という女性専用キャッシングを行うなど、個人向けローン事業を展開していた会社を買収して始めましたが、GMOネットカードはGMOインターネット株式会社が消費者金融事業から撤退したため現在は会社だけが残っている状況です。

checkブラックリストの履歴は一生消すことはできないのか?

最後に

不動産屋さんに正直に話して相談した方が、通りやすい保証会社を付けてくれるかもしれません。滞納されてもリスクは保証会社にあって不動産屋は成約すればむしろ手数料が入るので、通りやすい保証物件を案内してくれるはずです。

信用情報機関への悪い信用情報(ブラック)の登録も消えているのに、消費者金融の借入れやクレジットカード、銀行カードローンの審査に通らない場合に考えらることの一つに、社内ブラックというものがあります。

通るはずと思っていたクレジットカードやローンが通らなかったということがあるのです。貸金業法の改正と過払い金の返還で消費者金融は合併を繰り返し、生き残りをかけるようになってきたのです。そして大手消費者金融は銀行の傘下に入る形を合意させられました。

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