時効の援用を自分でやってみたら意外にも簡単だった

借金の返済をしないまま5年が過ぎた場合、時効の援用という手続きで、あったはずの借金が無くすことができます

2017年に内容証明書の郵送料だけの費用で、自分で時効の援用をした時の手続き手順です。
今時効の援用をしたいけど自分でできるのか、専門家に依頼するほうがいいのか迷っているかたへのアドバイスになればと思います。

筆者自身、法律の専門家に頼むのにお金が必要だと思い、長い間時効の援用をすることを迷っていました

時効の援用とは、どのような手続き?

時効の援用

時効援用とは、援用の手続き 「借金を放棄する」という意思表示をすることで、時効を迎えたので、借金の返済はしないという意思表示することです。
意思表示の方法は、口頭でもかまいませんが、証拠を残すために内容証明郵便を利用するのが一般的です。

借金の時効というのは債権者である金融業者に、債務者が時効援用の手続きをしなければいけません。誤った方法で援用されるといつまで経っても援用できる事なく、ブラック情報が記載されたまま(異動と掲載されたまま)になりますので、気を付けて下さい。

筆者の時効が成立した金融会社と携帯電話会社

筆者は、以下の5つの金融会社と携帯電話会社に時効の援用をしました。
ほとんどが、10年以上支払っていなかったところです。

時効の援用をした金融会社
  • アイフル(消費者金融)
  • アコム(消費者金融)
  • オリコ(自動車ローン)
  • JCB(クレジットカード)
  • ソフトバンク(携帯電話)

上記の他にも、支払っていない金融機関もありましたが、債権放棄とかされて信用情報機関から取り寄せた信用情報には5社しかありませんでした。

時効の援用後に住宅ローンを組んだ実話
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自分でもできる時効援用通知書の雛形

雛形

時効援用通知書を自分で作成する場合の文例ですが、基本的に、下記の内容をご自身の内容にすれば、有効な時効援用通知ができます。

時効援用通知書

令和2年〇月〇日
東京都〇〇区〇〇 〇〇ビル〇階
〇〇消費者金融株式会社 代表者代表取締役 〇〇〇〇殿
兵庫県〇〇市〇〇  氏名〇〇〇〇 印
電話番号〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇

前略 貴社は私に対し、以下に記載する内容の貸金の返還請求をしておられますが、私が貴社より借り受けた当該債務については、最終弁済日の翌日(平成〇〇年〇月〇日)からすでに5年以上が経過しており、時効が完成しております。

契約番号:〇〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
借入人氏名:〇〇〇〇(ふりがな)
生年月日:昭和〇〇年〇月〇日
住所:大阪府〇〇市〇〇←ここは契約時の住所
当初借入額:〇〇万円

つきましては、私は貴社に対し、本通知書をもって上記貸金債権について、消滅時効を援用しますので、その旨ご通知いたします。貴社におかれましては、本書面を受領後速やかに信用情報機関宛てに適切な通知をして、登録された事故情報を抹消されますよう、併せてお願い申し上げます。

上記のように書いて内容証明で投函して下さい。

自分で書く時効援用通知書の注意点

注意点

時効援用通知書を自分で作成したい場合、基本的には前章「自分でもできる時効援用通知書の雛形」の通りの文例で良いのですが、場合によっては少し変えないといけない部分があります。
また、記載が必須な事項と、書いても書かなくても良い事項があります。

記載する事項
  • 債権の内容特定
  • 時効が完成していること
  • 時効を援用すること
  • 差出人(援用者)とその連絡先などの情報、日付

1.債権の内容特定

  • 借入日
  • 借入金額
  • 契約番号(会員番号)
  • 借入人氏名(ふりがなつき)
  • 借入人住所
  • 生年月日

上記の内容が全て記載されていれば、クリアです。5年以上も前の事ですから、借入日や借入金額が分からないということもありますが、上記のうち、契約番号や会員番号が分かれば、当初借入日や借入金額などのその他の情報がなくても債権を特定できるのが普通です。

契約番号が分からない場合には、あなたの氏名と住所(債権者に登録されている住所)、氏名のふりがなと生年月日などの記載があれば債権の特定ができます。

なお、住所については、債権者に登録されている住所の記載が必要なので、借り入れ後に引っ越しをして債権者に新しい住所を連絡していない場合には、旧住所(債権者に登録されている住所)を記載する必要があります。

2.時効が完成していること

時効援用通知を送るときには、必ず「時効が完成している」ことを書く必要があります。時効が完成しているということは、最終返済日の翌日から5年以上が経過しているということです。

消費者金融やクレジットカード、銀行などからの借入ならば時効期間は5年ですが、信用金庫や公庫、個人などからの借金のケースでは、時効期間は10年です。

ただし、銀行や信用金庫は、5年経たないうちに保証会社から代位弁済を受けて、信用情報には履歴が残っていない可能性があります。

上記の文例では、消費者金融への通知書であるという前提なので「5年が経過し」と記載していますが、これが金融公庫などからの借金であれば「10年が経過し」と記載する必要があります。

3.時効を援用すること

時効援用通知書には、必ず「時効を援用すること」を明確に記載しなければいけません。上記文面での「私は貴社に対し、本通知書をもって上記貸金債権について、消滅時効を援用しますので、その旨ご通知いたします。」という部分です。書き忘れないで下さい。

4.差出人(援用する人)の情報

時効援用通知書を送る場合、上記文面で通知すれば何も問題はありませんが、あなたに関する情報を書き忘れることの無いようにして下さい。

時効援用は、いつ行ったかということが後日争われることもあるので、必ず通知書を送った日付を記入しておく必要があります。
内容証明郵便を利用した場合には、郵便局において確定日付を入れてもらえますが、自分でも文書作成日付を書き入れておくことが大切です。

まとめ

時効の援用がうまくできたら借金は無くなり、返済義務も無くなります。

時効の援用は自分で書類を作れば、費用は内容証明郵便代だけですみます。不安な場合には、弁護士や司法書士、行政書士に相談しましょう。

費用面では行政書士が安い傾向があります。

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